第4週のあらすじ
仁は菜穂子の受験が終わるまでという約束で、道子達と一緒に住む事になった。しかし一度閉ざした菜穂子の心はなかなか開こうとはしない。そんな所へ、大阪から仁の兄・智が、母親のハナをともなって突然やって来る。驚く道子だが、これがきっかけで家族が少しずつ変化していく・・・。


第16回(2月16日 月曜)
 仁(渡辺裕之)は菜穂子(沢尻エリカ)のため、千鶴(吉田真希子)に別れを告げ、道子(市毛良枝)たちの家に引っ越す。道子も迷った末、三浦(国広富之)のもとで働くことを決める。
 その夜、仁は大阪から出てきた兄の智(岡本富士太)に呼び出される。上海に転勤になったので、79歳になる母親ハナ(丹阿弥谷津子)の面倒をみて欲しいというのだ。仁が道子たちと暮らし始めたと聞いたハナは同居に前向きになる。

第17回(2月17日 火曜)
 仁が加わり、ぎこちない同居生活が始まった。菜穂子は今日も学校に行こうとしなかったが、道子は菜穂子の事は仁に任せて仕事に出る。かたくなに心を閉ざす菜穂子だが、啓太(森本亮治)からの電話には笑顔が戻る。
 夕方、クラスメイトの里香(木南晴夏)たちが学校帰りに家を訪ねて来た。里香は今日仁が学校に来て、担任と話していたという。そんな仁に菜穂子はますます反撥する。

第18回(2月18日 水曜)
 仁から菜穂子が学校で「落ちこぼれ」だと聞いた道子はショックを受け、里香から学校の様子を聞く。一方、仁が菜穂子に置手紙をして塾へ行った後、菜穂子は仁の荷物から大学ガイドや参考書などを見つけ、自分のために勉強してくれていると気づく。
 久々に外出してカラオケボックスで啓太と話をする菜穂子を、仁が捜しに来た。急いで隠れた菜穂子は仁が自分と向き合おうとしていることを知る。
 その日若林家には大きな荷物が届き、夕方、智がハナを連れてやって来た。

第19回(2月19日 木曜)
 智はハナを置いて帰り、ハナはこの家で暮らす気でいた。道子はあわてて大阪へ電話をかけるが、一方的に事情をまくしたてられてしまう。
 一方、孝文はキャバクラを経営する計画を持ち、キャバクラ嬢の美鈴(福澄美緒)にスポンサーを紹介してもらおうとしていた。
 翌朝、何も知らずに朝食の味噌汁を作るハナ。菜穂子はそんなハナに心配させないようにと、久々に学校へ行く。ハナがやって来たことで、菜穂子や孝文は幼い頃のことを少しずつ思い出し始める。

第20回(2月20日 金曜)
 ある日、菜穂子の部屋に里香が遊びに来た時、孝文(小松拓也)も美鈴を連れて帰って来た。ハナは手作りのお菓子やちらし寿司を作って4人をもてなし、にぎやかなひとときを過ごす。施設で育った美鈴も懐かしい故郷を思い出しそっと涙ぐむ。
 その夜、仁はハナに、同居は来年の春菜穂子が大学に入るまでで、その後は一緒に別のところに住む予定だと話す。翌朝、ハナが家からいなくなっていた・・・。