
Interview 蛭子能収さん
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なんだか、ひとり自然体でふわふわしている塾長・本多良介を演じている(?)のはご存知蛭子能収さん。登場するとほっとするのはドラマの中だけではありませんでしたよ!
―本多塾長はどんな人ですか?
多分良い先生だと思います。このまま良い先生で終わってくれないかなー。でも実は心の中は自分の私利私欲でいっぱい!だとしたらおもしろいなー。
不気味なものに憧れるんですよー。本多は最後には殺人を犯してしまうとか、昭一と金銭トラブルとか、菜穂子と逃避行とかーみんなが考えつかないような結末はどーですかねー。(さすがアーティストですねぇ)
―俳優業は慣れましたか?
慣れませんねー。演技もヘタですしー。スタジオにいると緊張しちゃって・・・。
みなさん台詞をどうやって覚えているんでしょう?いちおう家で練習はしてくるんだけど、スタジオに入ると忘れちゃうんですよねー。でも、イラストの仕事が本業ですし、いちばん好きです。
―共演者の方たちに感想は?
渡辺さんの前では、おれ生徒みたいです。この間も食堂で肉いためライスとぎょうざをご馳走になりました。古本さんは、出番がいっぱいあって、台詞もしっかり覚えて、演技もうまいのでいつも感心しています。
―得意な役柄とかは?
いばった役とかケンのある役とか苦手です。なんかふにゃふにゃした役が得意ですねー。おそうじおじさんでこそこそしているんだけど、なんかくせがあるような。
でも刑事とか探偵とか犯人とか、作品の核になるようなのもやってみたいですねー。
それから、団子屋とかパン屋とかラーメン屋の主人もいいですねー。
―見るのは好きですか?
映画はすごく好きですよー。芸術的だったりちょっとぶっ飛んだ感じのものがいいですねー。最近見たのはねー「キルビル」や「ファムファタル」。「ドッペルゲンガ−」や「アカルイミライ」「神に選ばれし無敵の男」もおもしろかったです。
―ドラマをごらんの皆さんに一言お願いします。
おれが時々出てくるので「今度はいつかな?」って楽しみにして下さい。
イラストで独自の世界をお持ちの「巨匠」ですが、誰にたいしても、いつでも同じように接する蛭子さんがみんな好きなんだと思います。だからテレビの世界が離してくれないんですよね。
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