Interview 菜穂子役 沢尻エリカちゃん
お待たせしました!菜穂子役の沢尻エリカちゃんの登場です!ごらんの通りの可愛さで、収録現場でも大人気です。でも、中学生のころからモデルさんをしていたとはいえ、ドラマの重要な役どころは今回がはじめて。その胸のうちは・・・?

―撮影は慣れましたか?

 だいぶ。はじめのころは「動きの段取り覚えなきゃ」って思うとテンパっちゃって、せっかく覚えたセリフが抜けちゃったりしたんですけど・・・。でも最近は役柄にも馴染んできて、セリフも菜穂子の言葉としてすんなり入ってくるようになりました♪

―菜穂子はどんな子なのかな?

 とっても優しい子。お父さんが大好きで再会できてとてもうれしいのに、お母さんの気持ち考えると言い出せなくて、我慢して、嘘もついて。優しいけど不器用な子だと思います。

―エリカちゃんとは似てるのかな?

 菜穂子は自分を追い詰めちゃうタイプなんですけど、エリカはサバサバしてて。多分同じ立場だったら「もういいやっ」て開き直っちゃうだろうな。

―お昼の連続ドラマは初めてですよね?収録ハードで疲れてませんか?

 体力アリアリ!!余裕ですよ〜!でもずーっとスタジオにこもりっきりなので、外に出たいです。撮影が休みのときはお兄ちゃんとかと一緒に遊びに出かけちゃいます。

―実のお兄ちゃんと仲いいんだね。

 もおっハルキ(小松拓也君の劇中源氏名です。)にそっくりなんです!だからドラマの孝文お兄ちゃんにはすごく親近感があるんです。孝文お兄ちゃんは面白いですよー。歌がうまいらしくって、収録の空き時間に一人でカラオケボックス行ってるんだってー!

―エリカちゃんは、空き時間何してるの?

 だいたい本を読んでます。今は「itと呼ばれた子」を。本が大好きで、忙しくて読めないと「うーっ!!」ってなっちゃうんです。きっかけはやっぱり(実の)お兄ちゃんで、戸梶圭太の「トカジノフ」が面白いよって勧められてから、読書にハマりました。今回の撮影中も一ヶ月で6冊ぐらい読みました。

―ううっ。以外に余裕ですね。演技をする上で大変な事はある?

 泣くお芝居は、気持ち作らなきゃいけないので大変です。「菜穂子はこう思っているんだろうなあ」なんて想像しているうちに泣きたい気持ちになってくるんですけど、しっくり行かなかった時は、あとで悔しくなってきます。

―負けず嫌いですか?

 負けず嫌いというよりは、誉められるとダメっ!ダメ出しされないとダメ!そうすると「なにくそっ!」って燃えてくるんです。ヘタに誉められて勘違いしたら逆に大変じゃないですかー!!(強気のコメントも可愛い顔して言われるとほほえましいものでした)

―さて、「桜咲くまで」でエリカちゃんが見てもらいたいところは?

菜穂子の年頃だと、友達といる時間のほうが長くって、「家族なんか」みたいに感じちゃうこと多いと思うんですけど、菜穂子の家族に対する想いの純粋さを同年代のひとたちに見てもらって、家族のことが素直に大好きだったときの気持ちを思い出してくれたらって思います。

収録を重ねるにつれて、若林家のみんなは、お芝居の上だけでなく収録の合間も家族っぽくなって行きました。共演者を「お父さん」「お母さん」「お兄ちゃん」「おばあちゃん」と呼ぶエリカちゃんが、その代表かもしれませんね。