特別企画 ドラマを120%楽しむ特別企画。【監督自らの解説】 〜監督からドラマが大好きなあなたへ〜 「ピュア・ラブ」をもっと楽しく見ていただくために、ドラマ作りの裏側をチョッピリ公開。 |
ネタバレする可能性があります。ご注意ください。 | →[ この週のあらすじ ] |
第26話 今日は「音楽」の話をします。ドラマの音楽というのは、既成の曲から選んで各シーンにあてていく「選曲」というやり方や、今回のように作曲家の方にドラマの台本を読んで頂いて(或いは仮編集映像を見ていただいて)様々なパターンの「劇伴音楽」を作っていただくというやり方など幾つかの方法があります。 今回はPARTTで大好評の栗山さんがひきつづき担当されています。今週は木里子が病気と向き合うシーンが多く、より一層効果的に音楽がドラマを盛り上げます。 木里子の主観の音楽(木里子の気持ちに近い音楽)か、或いはその劇的状況を客観的に演出する音楽か、はたまた木里子の周囲の人(例えば周作)の気持ちが伝わる音楽か・・・。 素敵な音楽とともにドラマをお楽しみください。 第27話 この回は木里子の父・周作の、「医者であり親であることの苦しみ」がひしひしと伝わってきます。そこで、ドラマの理解を深めるために劇中に出てくるわかりにくそうな医学用語を少し説明しておきます。 ・血算(けっさん):血球の数を調べる検査のこと ・骨髄穿刺(こつずいせんし):骨に針を刺して骨髄液を吸引すること ・芽球(がきゅう):未成長の白血球のこと ・急性転化:慢性期から急性白血病のような状態になること ・VP療法:注射と投薬による治療法のひとつ ・HLA:白血球の型 第28話 木里子は元来とても積極的で元気な女性です。初めて陽春に出会った日も坂道にもかかわらずかなりの猛スピードで自転車を漕いでいました。 ですから、きっと病室での生活は好きでは無いはずです。とはいえ、病院暮らしに慣れているのも確かです。そんなことで、こんな木里子さんならではのシーンをささやかながら幾つか作ってみました。是非、今日の放送で確認してみてください。 第29話 未央とルナの激しい一騎打ちシーンがあります。二人とも素晴らしい芝居をしてくれましたが、本番直前まではなかなか集中できませんでした。「集中」することはなかなか難しいものです。「とにかく本気でやってください」「ホントにムカツイてください」という意味のことを手を替え品を替え伝えると、彼女たちは見事プロ根性を見せてくれました。放送を楽しみにして下さい。とても将来が楽しみな二人です。 ところでその次のシーン冒頭の裕太の表情には大注目です。大先輩・篠田三郎さんの表情作りを研究してやってみたそうですよ! 第30話 この回は、木里子と宗達老師の芝居場があります。かなり大切なシーンですが、このシーンの編集・音入れが終わった時、「あぁ、いい衣裳だったな」と深く感じました。ある程度計算していたものや予想されたもの以上の効果にじんわりと気づく瞬間です。各パートが強い思い入れを持ってこのドラマに携わっていることを強く思い知らされました。どういうことかは例によって放送でご確認ください。 あと、PARTTの回想映像がたくさん出てきます。必見です。 |