顔を腫らし、マスター(小林薫)の店にやってきたカッちゃん(音尾琢真)はボクサー。勝った日に食べるのは「カツ丼」と決めているが、ボクシングだけではやっていけず、他の仕事をしながら練習にあけくれている。ある時カッちゃんは常連客の一人、アケミ(霧島れいか)と出会う。近所のスナックで働くアケミは夫を亡くしていて、今は小学生の娘・マユ(桑島真里乃)と二人暮らし。マユにも慕われ、カッちゃんはアケミに恋心を募らしていた。


そんなカッちゃんに、勝てば次はタイトルマッチというビッグな試合が飛び込んできた。勝ち目なしという厳しい下馬評にも関わらず、カッちゃんは仕事を辞め、ボクシングに専念する。そして「勝ったらアケミさんにプロポーズ」をしようと考えていた。ようやく掴んだタイトルへの挑戦権…運命のゴングが鳴る。





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