「マクロス25周年記念作品」として数年前から企画会議が重ねられてきた本作。
四半世紀という区切りを迎えた本作はこれまでの「マクロス」の基本要素である『バルキリーを主軸にした“メカ”』『パイロットとヒロインの“三角関係”』そして『ストーリーの要となる“歌”』に加え「対照的な2人のヒロイン・シンガー」「学園ストーリー」「民間軍事部隊」「未知の宇宙生物」など、これまでのマクロスにはなかった要素を盛り込み「集大成+α」により、現在のTVアニメで最良のエンタテインメント作品を計画している。

メインスタッフの筆頭となる河森正治氏を筆頭に、かつて「超時空要塞マクロス」を見て育ってきた若手実力派クリエイターが集結。
銀河を舞台に本格SFとラブストーリーをおりなすドラマが描かれる。
もちろん可変戦闘機バルキリーの最新機VF−25も登場。
最新CGによる洗練されたメカアクションの数々。
宇宙空間を舞台にしたドッグファイトは前作「マクロスゼロ」以上のクオリティが期待される。

舞台は西暦2059年。

Fとは宇宙船の名前“フロンティア”の頭文字で、物語の中心となる巨大移民戦艦のことである。TV作品「マクロス7」(1994〜95年放送)の設定が2045年。そして「超時空要塞マクロス」(1982年放送)の舞台設定2009年から50年後にあたる。

かつて巨大な異星人との星間戦争で滅亡の危機に瀕した地球人類は、種の存続を主眼におき新天地を求め、銀河の各方面へと旅立っていった。そして2059年。数えて25番目となる超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」があった。
「フロンティア」には宇宙船には新・統合軍による戦闘艦と一体化した居住艦を中心として1000万人以上が暮らす。
普段はそこが宇宙船の中であることを感じさせないほど、今の地球上と変わらない環境を人工的に作り出し平穏に暮らしている。
その時「フロンティア」は銀河の中心付近を航行していた──。

STORY




「フロンティア」船団に、近隣の「マクロス・ギャラクシー」船団出身のアイドル・シンガー「シェリル・ノーム」がコンサートのために来艦する。
シェリルは銀河ネットワークのヒットチャートで常に上位にランクインする誇り高きトップ・アイドルである。
そんなシェリルにあこがれる少女がいた。その少女の名は「ランカ・リー」。
ランカは中華レストランでアルバイトをする、ごく普通の女子高生。
彼女の身寄りは、年のはなれた兄オズマ一人だけ。
オズマは特殊な軍事部隊SMSでバルキリー部隊を率いる精鋭パイロットだった。
だが、妹思いのオズマは自分が危険な戦闘機乗りであることを隠していた。
ランカは念願だったシェリルのコンサート会場に急ぐ途中、パイロット養成コースの高校生「早乙女アルト」と出会う。

学園生活の中でのありふれた偶然の出会い・・・。

と、そんな中、突如「フロンティア」は未知なる敵と遭遇。しかも敵は地球人でも異星人でもなく、未知の宇宙生物。次々とダメージを受ける新・統合軍部隊。
それは新・統合軍のVF部隊をも脅かす強力な攻撃能力を持っていた。
だが、宇宙生物は市民たちの居住エリアに侵入。
事態の収拾に、オズマ率いるSMSのVF-25部隊が出動した。
果たして宇宙生物の数は?能力は?目的は?

2008年、マクロスF スタート!!

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