カッコイイと思って生きたことはない
躍動する25歳、モノづくりへの渇望―
[第1夜]12/14(日) よる11:15
[第2夜]12/15(月) よる11:56 60分拡大版
彼の活躍を、ひとつの言葉で形容するのは難しい。
再生回数が1億を超えたのは17曲。年明けには4大ドームツアーも控える。記録を次々と塗り替えながら、全速力で音楽シーンを駆け上がるVaundy。
その音楽は、多彩なジャンルを横断しながらも聴きやすくクセになる。作詞・作曲・アレンジはもちろんのこと、アートワークやミュージックビデオまで自身で手掛ける。マルチアーティストと称されるゆえんだ。
だが、存在感の大きさとは裏腹に素顔はあまり知られていない。
「何が見たいんだろう、って。曲と歌以外の要素は別にいらないというか、それ以上説明する必要がないというか」
それでも私たちのカメラは、モノづくりへの渇いた欲望を目撃する。
例えば曲作り。プライベートスタジオにこもり、驚くべき集中力でメロディーラインを探す。例えばミュージックビデオ。監督として、撮影場所の廃校を走り回り小学生に演技指導する姿は、どこまでも楽しげだ。そしてライブ。独特のルーティンで周到に準備し、力を出し切った終演後には「あぁ、また生き延びた」とこぼす。
突き動かすのは何か。「僕は自分のことをカッコいいと思って生きたことがない。だからその分、自分が作るモノがダサいと言われるのがすごく嫌だった」
いま、視線は世界を見つめる。ビートルズも愛用したアビーロードスタジオ。国際的な演奏家たちの手で、自身が手掛けた楽曲を収録するが...。「マジ、侍やべぇって思わせることがワクワクする。変なやつが来たぞってみんな喜んでくれるのが嬉しい」
東京、香港、ロンドン――怒涛の6か月を2夜連続、計90分で描く情熱大陸スペシャル。番組では、俳優・菅田将暉との対談も実現。気脈を通じる2人は、日本のエンターテインメントが置かれる現在地への忌憚ない意見を交わす。そして、原点ともいえるある場所へも。
Vaundyというベールに覆われた25歳は、腹の内をなかなか見せない。だが、隠しきれない才気と情熱は、この不確かな時代に創造というくさびを打ち続ける。
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