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2023年09月17日(日) 放送分

ラグビー日本代表

桜のジャージーの歴史をつなぐ
“Our Team”それぞれの誓い

最も番狂わせが起きないとされるスポーツ、ラグビー。チームの実力がそのまま結果となって表れる。その常識をたびたび覆しているのが日本代表だ。2015年の南アフリカ戦、2019年のアイルランド戦、スコットランド戦と2大会で3度のジャイアントキリングは、世界を驚かせ日本中を熱狂させた。
しかし、それは奇跡に過ぎなかったのか。日本ラグビーがその答えを出すワールドカップフランス大会が始まった。
去年9月。大会を1年後に控えてジェイミー・ジョセフヘッドコーチは我々の取材にこう語った。「今回のテーマはOur Team(私たちのチーム)。チームメイトを信頼し、新しいスタートを切る」。目指すはベスト4―。
4大会連続の出場となるリーチマイケルは、去年限りでの引退も考えていた。それを翻してピッチに立つのは、日本をまだまだ強くしたいから。将来を見据えた強化策にも動き出している。
そんなリーチの背中を見て日本代表に入る道を選んだのが、チーム最年少のワーナー・ディアンズ。オールブラックスに入るほどの実力とされながら、なぜ―。
司令塔を任される新戦力・李承信は、テストマッチでキックの精度が上がらず苦しんでいた。それでも前を向くのは、亡き母との約束があるから―。
どの競技であれ日本代表は選考レース自体が過酷だ。35歳の山中亮平は、最後と決めたワールドカップに向けて順調に仕上げていた。しかし、直前でまさかの落選。打ちひしがれる中、カメラに新たな決意を語った―。
ラグビーは「闘球」と書く。日本ラグビーのこれまでの奮闘と、これからの激闘をつなぐ選手たちの想いに迫る。

PROFILE

ワールドカップに過去9回出場し、世界ランキング最高は6位(2019年10月)。
2015年のW杯イングランド大会で、それまで過去7大会で1勝21敗2分だったチームが当時世界3位の南アフリカに終了間際に逆転トライを決めて勝利。「世紀の番狂わせ」「ブライトンの奇跡」と呼ばれた。
アジア圏初開催となった2019年の日本大会では、当時世界1位のアイルランドに勝利するなどグループリーグ全勝で決勝トーナメント進出。史上初のベスト8入りを果たした。その活躍は社会現象となり、チームのキャッチコピー「ONE TEAM」は流行語にも選ばれた。

STAFF
演出:進藤佑基
構成:浜田悠・天野衛
ナレーター:窪田等
撮影:前川研二・中村拓磨
音効:中嶋尊史
編集:岡部雄太
制作協力:ビデオユニテ
プロデューサー:沖倫太朗

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