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Vol.1222
2022年10月16日(日) 放送分

斉藤立[ 柔道家 ]

父の教えを胸に、世界に挑む
20歳の柔道全日本王者

毎年4月に日本武道館で行われる全日本柔道選手権は、国内最強の柔道家を決める体重無差別の大会。今年、東京オリンピックや世界選手権のメダリストたちを破って頂点に立ったのが、国士舘大学の斎藤立だった。
顔にあどけなさの残る20歳。父は故・斉藤仁。84年のロス、88年のソウルとオリンピックの95kg超級で連覇を果たし、全日本の監督も務めた伝説の柔道家である。その父ですら、山下泰裕に跳ね返され一度しか勝てなかった全日本。斉藤は優勝後の取材で「父がいたら握手の後、すぐに課題を言われたと思う。褒めてはくれないはず」と記者団に答えた。
次なる挑戦は今月ウズベキスタンで開かれる世界柔道選手権。初出場の若き全日本王者に周囲も期待を寄せている。

持ち味は、父から子に確実に受け継がれた、重量級では珍しい美しい立ち技。
ところが、日本一になってからの斉藤は膝のケガに苦しむことになる。6月、大学対抗の団体戦である全日本学生柔道優勝大会も絶対的エースでありながらまさかの敗退。国際大会出場も回避...。心も身体もどん底にまで落ちた。番組は、斉藤がケガと戦い、再び立ち上がる様子に密着。そこには想像を絶する努力があった。

7年前に他界した父から最後にかけられた言葉は、「稽古、行け」。
「父が生きていたら柔道をやっていないかも知れない。父がいないからこそ頑張れた」と語る若きアスリートが、日本柔道を背負い、世界に挑む姿を追った。

PROFILE

2002年3月 斉藤仁氏の次男として大阪に生まれる
2013年(小学6年) 全国少年柔道大会個人戦優勝。
2016年(中学3年) 全国中学校柔道大会 90kg超級優勝。
2017年(高校1年) 全日本カデ柔道体重別大会 90kg超級優勝
2018年4月 ロシアジュニア国際大会 100kg超級優勝
2018年9月 全日本ジュニア体重別選手権 100kg超級優勝
2021年11月 グランドスラム・バクー 100kg超級優勝
2022年4月 全日本選手権 優勝
現在は国士舘大学体育学部武道学科の三年生。

STAFF
演出:根本教彦
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
音効:中嶋尊史
編集:倉沢厳
制作協力:あずさ
プロデューサー:中村卓也・沖倫太朗・武藤靖

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