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2022年04月10日(日) 放送分

桂宮治落語家
Vol.1198

国民的演芸番組にも大抜擢!
勢いに乗る“令和の爆笑王”

50年以上続く国民的人気演芸番組「笑点」。
噺家たちが、座布団を求めて笑いを競う番組だが、今年、新たなるメンバーが加わった。
落語家、桂宮治、45歳。
31歳で落語界に入門、二ツ目昇進後間もなくNHKの新人演芸大賞を受賞、一躍頭角を現し、2021年2月に真打昇進。落語芸術協会では29年ぶり、5人抜きでの抜擢だった。
さらに今年4月からは、ラジオで冠番組が2つスタート。今、最も勢いのある噺家だ。

宮治の落語は、とにかくパワフル。そして、底抜けに明るい。
緩急のついたテンポで、目の前に座った観客たちを宮治ワールドに引き込んでいく。
時には自由すぎて、「あれは落語じゃない」と言われたこともあったというが、一度宮治落語を体験した客は「とにかく元気をもらえる」「ザ・エンターテインメントです!」と、その世界のとりこになっていくという。

番組では、着物を詰め込んだスーツケース一つをもって、各地に笑いを届けに行く宮治に密着。
小学校の子どもたちに落語の楽しさを教える授業から、60回以上続けている小さな喫茶店での勉強会、さらには師匠との一門会に、新宿末廣亭での主任公演・・・。
どの現場でも、直前まで、和気あいあいと楽しんでいるが、高座に上がった途端にスイッチオン。
勢いあまって、20分間スタンディングで話し続けるなど、とにかく目の前の人に楽しんでもらいたい!と一期一会の出会いを笑いに昇華させ、爆笑をかっさらっていく。
「令和の爆笑王」とも言われる宮治の世界が広がっていた。

世の中が様々な問題に揺れている今だからこそ、宮治の笑いで楽しいひと時を過ごしませんか?

PROFILE

1976年 東京・武蔵小山生まれ。
高校卒業後、舞台俳優を目指していたが断念し化粧品販売のセールスマンに。
30歳のときに、これから一生続けられる好きなことをやりたい、と思ったときに「落語」に出会う。
2007年 31歳で三代目桂伸治に入門。
2012年 二ツ目に昇進、NHK新人演芸大賞落語部門大賞受賞。
2021年 落語芸術協会では29年ぶりの5人抜きの抜擢昇進で真打に。
趣味は家族と戸越銀座を散歩すること。3児の父。

STAFF
演出:宮口景子
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
撮影:高橋秀典・門脇妙子
音効:井田栄司
編集:高橋慎一郎
制作協力:TBSスパークル
プロデューサー:中村卓也・春日孝夫

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