BACK NUMBER過去の放送

2022年03月20日(日) 放送分

平野歩夢プロスノーボーダー・スケートボーダー
Vol.1195

可能性は無限大!
若き王者が新たに歩む道

今年2月、北京オリンピックで世界中の視線を集め、スノーボード・ハーフパイプの頂点に立った平野歩夢。
『人類史上最高難度』と呼ばれるルーティンをいとも簡単に披露する姿が注目されたが、思い出して欲しい...平野は、わずか半年前にスケートボードの日本代表として東京オリンピックの舞台に立っていたことを。
「正解の無いものとか、人のやっていないことに興味がある。」
2021年7月放送の情熱大陸で二刀流挑戦の真意を語った平野。その思いを貫いたからこその偉業達成だった。

栄冠を手にしてから1カ月。スノーボードのヒーローは故郷の新潟を離れ東京にいた。自分の挑戦を支えてくれたスポンサーへのあいさつ回り、そして有名雑誌の表紙を飾るための撮影など、金メダリストとしての活動を行っていた。
努力でつかみ取った金メダルを「なんだか照れくさいです」と言いながら、一人一人笑顔で記念撮影に応じる姿は、歩んできた険しい道のりからようやく解放された安堵の表情にも見えた。
だが、カメラを向け、今後の道のりについて聞くとその表情は一変した。
「誰かと同じことをやろうと思ってもいないし、自分にとって楽なことも選ぼうと思っていない。だから難しい。」
多くのメディアで取りざたされる「次は2年後、夏のパリ五輪なのか?」「それとも4年後、冬の五輪なのか?」などという二者択一では、決して語り切れない思いがある。
「欲張りだから、スノーボードもやりたいし。スケートボードもやりたいし。それ以外もやりたいし。」

世界の頂点に立った23歳。だが、その可能性はまだ無限に広がっている。
平野歩夢が次に歩みだす道とは...。

PROFILE

1998年、新潟県村上市生まれ。3人兄弟の次男。
4歳でスノーボードとスケートボードをはじめる。
2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪で二大会連続の銀メダルを獲得。
2021年、東京五輪にスケートボード代表として
日本人男子史上二人目の夏冬五輪出場を果たす。
2022年2月、北京冬季五輪スノーボード・ハーフパイプで、日本人初の金メダルを獲得。
武器は世界最高難度の「縦3回転」を含む技、トリプルコーク1440。

STAFF
演出:池田圭
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
音効:中嶋尊史
編集:宮島亜紀
制作協力:TBS
プロデューサー:中村卓也・御法川隼斗

このサイトをシェアする