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2021年10月03日(日) 放送分

平岡寛視ラーメン職人
Vol.1173

ラーメンの進化は北の大地から!?
北海道No.1の職人が追究する一杯

札幌・・・時計台の近くに〝今、北海道一″と称されるラーメン店がある。だが、いわゆるサッポロラーメンのイメージとは程遠い。
『Japanese Ramen Noodle Lab Q』とその店名からも異彩を放ち、行列をなすは言うに及ばず、今年北海道ラーメンウォーカーグランプリで第1位を獲得した。
その店の主こそ、平岡寛視40歳。北海道に新風を巻き起こすラーメン職人だ。

新得地鶏、天草大王、比内地鶏、名古屋コーチン、丹波黒どり・・・。鳥料理の名店と見紛うブランド地鶏の数々、これとて平岡のラーメンに使われる食材の一部にすぎない。そして、札幌にありながらも、味噌ラーメンは作らず、醤油と塩で勝負している。澄んだスープに自家製麺、麵を覆い隠すようなチャーシュー、その一つ一つに一切の妥協を許さず、一杯のどんぶり中で、コース料理のような〝味の起承転結″を演出する・・・。

店をオープンしてから8年。常に進化を続けてきた平岡が、このコロナの時代に新たな勝負に出た。
「お客さんが減ってみんながなんだか元気がないけど、こういう時にこそ美味いラーメンで笑顔になってもらいたい。これをチャンスととらえないと!」

今回番組では、北海道の小麦農家や兵庫の醤油蔵を訪ね、さらに進化したラーメンを生み出す平岡の日々を追った。「こんな幸せなことはない」と朝から晩までラーメン作りに没頭し続ける男が辿り着いた新しいラーメンとは、果たして...。

PROFILE

1981年兵庫県生まれ。大学生のときに、大手ラーメンチェーン店でアルバイトをしたことがきっかけにラーメン作りの世界に。一方でスノーボードにも魅了され、冬はプロのスノーボーダー、夏はラーメン店で勤務する生活を続け、30歳を前にラーメン一本でやっていくことを決意。
2014年、札幌に「Japanese Ramen Noodle Lab Q」を開業。
全国の生産者を回り自らの脚で食材を探し、その食材を生かす最高の配合、調理法も徹底的に研究。また、製麺技能士の国家資格を取るなど、究極の一杯を作るための探求を続けている。
これまで、北海道ラーメンウォーカーグランプリで新人賞を受賞していたが、開店から8年目の今年、はじめて総合1位に輝いた。

STAFF
演出:宮口景子
構成:浜田悠
ナレーター:窪田等
撮影:佐藤優・宇徳薫子
音効:井田栄司
編集:高橋慎一郎
制作協力:TBSスパークル
プロデューサー:中村卓也・春日孝夫

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