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Vol.1144
2021年03月07日(日) 放送分

尾崎世界観[ ミュージシャン ]

芥川賞候補のミュージシャン
“世界観”を知りたい

第164回芥川賞。その候補の中に、ひとり、ミュージシャンの名前があった。
ロックバンド"クリープハイプ"のフロントマン、尾崎世界観。バンドでは、作曲と作詞を担当し、男女それぞれの視点で描かれる日常や恋愛、押韻や比喩を用いた表現は、時に文学的と高く評価されてきた。候補となった小説「母影」(おもかげ)は、母と暮らす生活を少女目線で書いたもの。1年をかけて書き連ね、コロナ禍で完成させた渾身の作品だったのだが...。昔から「人間の内側に入っていくような小説が好き」と言う尾崎。でもなぜ、自ら小説を書くようになったのか...。そして今、表現者としてどんな世界へ向かっているのか...。
番組では、芥川賞の候補となり多忙を極める日々から、思い出のライブハウスでメンバーと共に迎えた発表の瞬間、新たな曲作りにも密着。さらに、福島では、憧れの作家・柳美里と初対面。芥川賞をはじめ、全米図書賞(翻訳文学部門)も受賞し、国際的な評価を受ける柳は、尾崎の書籍を読み込んで待っていた。果てしない言葉の表現に、時にぶれながら、時に確固たる、尾崎ならではの世界観に迫った。

PROFILE

1984年、東京生まれ。高校在学中からバンド活動を始め、工場やコンビニ、製本所などで生計を立てながら音楽を続ける。2001年ロックバンド「クリープハイプ」を結成し、2012年にメジャーデビュー。2016年には、小説「祐介」で小説家デビュー。2020年 4年半ぶりの小説「母影」(おもかげ)が第164回芥川賞の候補となる。

STAFF
演出:申 成皓
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
撮影:水上智重子
音効:早船麻季
制作協力:オルタスジャパン
プロデューサー:中村卓也・重乃康紀

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