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Vol.1138
2021年01月24日(日) 放送分

忽那賢志/河岡義裕/坂本史衣[ 感染症医/ウイルス学者/感染管理専門家 ]

新型コロナ緊急企画
ウイルスに挑む“現場の声”

今年1月7日。2度目の緊急事態宣言が発出された。
国内の新型コロナウイルスの感染者数は35万人を超え、重症患者数が1000人を上回る日もある。事態は第一波の時より深刻化し、予断を許さない状況が続いている。情熱大陸は去年4月以降、医療や研究の現場で新型コロナウイルスの脅威に立ち向かう人たちに随時カメラを向けてきた。
今回は、ウイルス研究と医療現場の最前線にいる3人に改めて緊急取材を申し込んだ。
ウイルス学の世界的権威である東大医科学研究所の河岡義裕、聖路加国際病院の看護師で感染管理のエキスパートである坂本史衣、国の感染症対策の中核を担う国立国際医療研究センターの感染症医である忽那賢志。
今、現場で未知のウイルスに挑む彼らは、何を思い何を語るのか―。

PROFILE

河岡義裕 兵庫県神戸市出身。
1978年、北海道大学獣医学部卒業後、鳥取大学農学部助手、米St. Jude Children's Research Hospital教授研究員を経て、1999年、東京大学医科学研究所教授。2005年、同感染症国際研究センター長に就任。1999年に、インフルエンザウイルスを人工合成するリバースジェネティクス(遺伝子操作系)を世界で初めて開発し、2006年にロベルト・コッホ賞を受賞、2011年に紫綬褒章を授与される。2016年、日本学士院賞を受賞。現在、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のアドバイザーとして、提言も行っている。

坂本史衣 1968年福岡県生まれ。
幼少期は父親の仕事で日本とアメリカを行き来する生活。母親の勧めで看護大学に進学。聖路加国際病院で看護師を始めたが、臨床の現場が合わずに退職。その後、アメリカに留学し公衆衛生大学院修了。感染管理の重要性と奥深さに出会った。偶然出会った医師の推薦で、一度辞めた聖路加国際病院に戻り、院内の感染対策に20年近く取り組んでいる。2003年、感染管理および疫学認定機構による認定資格を取得。日本環境感染学会理事、厚生労働省厚生科学審議会専門委員などを歴任。

忽那賢志 1978年12月7日生まれ、福岡県北九州市出身。
山口大学医学部を卒業後、救急医療などの現場で経験を積み、その後、感染症を専門とするようになる。2012年より国立国際医療研究センター国際感染症センターに勤務。デング熱、エボラ出血熱擬似症のほか、忽那が診断した珍しい症例として、回帰熱や2013年に国内初となるデング熱に似た熱帯感染症・ジカ熱がある。
2020年は20本以上の論文を発表、9月には世界的に最も権威ある医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に新型コロナウィルス感染症の抗体化の推移に関する論文が掲載された。

STAFF
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
音効:早船麻季
編集:宮島亜紀
制作協力:ネツゲン
プロデューサー:中村卓也・重乃康紀

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