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2020年03月29日(日) 放送分

桃田賢斗バドミントン選手
Vol.1096

世界王者を襲った突然の事故。表舞台から姿を消した空白の45日間。
日本中が待ち望む、桃田賢斗・復活への道のりを追った―。

バドミントン、男子シングルス世界王者・桃田賢斗。
2019年には、世界選手権連覇、史上最多ツアー11勝など快進撃は止まらなかった。
バドミントン界における最大の名誉である年間最優秀選手賞を獲得し、東京五輪の金メダル候補の大本命と評されていた。
しかし、今年1月、絶対王者を襲った突然の事故。
右目眼窩底骨折が発覚し、緊急手術。表舞台から姿を消した。
実家で過した絶対安静の日々。その時、桃田はどう過ごし、何を思ったのか。
「たまに寝る前に、このまま治らなかったらどうしようとか思いますけど、でも...」
カメラが捉えた、復帰までの苦悩の日々とは―。
そして、オンエアーの10日前、番組だけに明かしてくれた心の内。
「落ちるところまで落ちたので、あとは前に進んでいくだけ」
その言葉の裏には、彼を励まし続ける人々の存在があった。
桃田の心に刺さったもの、それは「手紙」だったという。
「ぐっときました。1人で部屋で読みながら泣いていました」
番組が密着を始めたのは事故に合う少し前。
カメラを向けると恥ずかしそうにはにかむ姿が印象的だった。
世界王者とはいえ、まだ25歳。
甘い物が好きで、漫画が好きで、バドミントンが大好き。
野菜が嫌いで、痛いのが嫌いで、負けるのが大っ嫌い。
バドミントンプレーヤーとして、1人の人間として...等身大の桃田賢斗の素顔に迫る。


(C)NipponBA2020 PHOTO:T.KITAGAWA

PROFILE

1994年生まれ。香川県三豊郡三野町(現:三豊市)出身。
小学校1生の時、姉が所属していた三豊ジュニアのコーチに誘われバドミントンを始める。
6年生の時に全国小学生選手権シングルスで優勝。
中学校3年生の時、全国中学校バドミントン大会で優勝
高校3年生の時、インターハイ男子シングルスで初優勝。その後、日本勢としては初の世界ジュニア選手権優勝。
2013年高校卒業後、NTT東日本に入社し、2015年日本人で初めてスーパーシリーズファイナルズのシングルスで優勝。
2016年、自己最高位となる世界ランク2位に。
同日、東京都内の違法カジノ店にて賭博をしていたことが判明し無期限の競技会出場停止処分に。リオオリンピック出場を逃す。
2017年5月、違法賭博による無期限出場停止処分が解け、復帰。
2018年8月、シングルスで日本男子初の世界選手権初優勝。同9月、世界ランク1位に。
2019年全英オープン優勝、世界選手権連覇を含むツアー史上最多11勝を達成。
2020年1月、マレーシアで交通事故に遭う。2月に手術を行い、26日から練習に復帰。
事故以降大会出場はないが、現在も世界ランクは1位。

STAFF
演出:藤田泰昌
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
撮影:宍戸智昭
音効:中嶋尊史
編集:宮島亜紀
制作協力:TBSテレビ
プロデューサー:中村卓也

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