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2019年05月12日(日) 放送分

梅田達也保護猫カフェ店主
Vol.1052

行き場のない猫に新たな家族を見つける“保護猫カフェ”って?店主の怒涛の春に密着!

猫に囲まれながらお茶を楽しめる「猫カフェ」は全国に数多くあるが、埼玉県内にある梅田達也のカフェ「ねこかつ」で客を迎えるのは、新たな飼い主を探す約40匹の"元野良猫"たちだ。
今や3世帯に1世帯はペットを飼い、その数は犬猫合わせて1844万6千にものぼるという世界有数のペット大国日本だが、その一方で捨てられるなどして保健所等に収容され、一定期間を過ぎると殺処分される犬や猫も年間約5万匹といわれている。
梅田はそうした施設や災害被災地、または飼い主が他界し世話をする人がいなくなった猫を保護してケアをしながら、自らのカフェを通じて新しい飼い主を探す活動をもう6年続けている。店名「ねこかつ」は「就活」や「婚活」のように「猫活(猫の保護活動)」という言葉が一般的になって欲しいという願いで命名した。
休日になると70~80人の客が訪れるカフェでの活動に加えて、百貨店やデパート、ホームセンターなど、これまで考えられなかったような場所や企業を巻き込んでの国内最大級の譲渡会も企画し各地で話題を呼んでいる。
番組では、4月から始まる猫の繁殖期の影響で、ひっきりなしに捨てられた子猫の持ち込みや野良猫の捕獲依頼が入る梅田の慌ただしい日々を取材。「もうちょっと頑張れば次の1匹を助けられるかもしれない」と走り続け、これまでに1000匹もの猫に新たな家族を見つけて来た男の覚悟に迫る。

PROFILE

1972年東京生まれ。子どもの頃から大の猫好きで小学校の作文では「大きくなったら保健所にいる猫を救いたい」と書いていた。動物愛護法に興味を持ち明治大学法学部を卒業後弁護士を志すが司法試験に不合格。外資系の流通企業に就職するも、2011年東日本大震災で避難地域に取り残された猫や犬を保護する活動に参加したことを機に一念発起し退職する。物件探しからリフォームまで全て1人で行い2013年保護猫カフェ「ねこかつ」をオープン。現在、埼玉県川越市とさいたま市の2店舗で料金は1時間1000円。平日の客は20人ほどだが休日には70人~80人の客が訪れる。猫の世話や相談に追われて気づけば深夜になりそのまま店で眠ってしまうことも多いという46歳。

STAFF
演出:石原徹
構成:浜田悠
ナレーター:窪田等
撮影:中林清一・水上智重子
音効:石垣哲
編集:細村舞衣
制作協力:テレビマンユニオン
プロデューサー:中村卓也・高田好子

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