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2019年05月05日(日) 放送分

金澤翔子書家
Vol.1051

異彩を放つ注目の書家が新時代に渾身の一筆!魂を揺さぶる“書”の秘密に迫る

新元号制定に伴い俄かに注目を集めている「書」の世界。今、多くの書家たちがその筆で「令和」を書き続けているが、その中でも一際異彩を放つのが金澤翔子(かなざわ・しょうこ)だ。
母の影響で5歳から書道を始め学生時代には数多くの賞を受賞。20歳で開いた初個展が評判を呼び、その後、伊勢神宮や建仁寺を始めとした名だたる神社やお寺への奉納、大河ドラマの題字など幅広い活躍を続けてきた。さらにその勢いは国内に留まらず、ニューヨーク、チェコ、シンガポール等で個展を開き、世界中から称賛を集めている33歳だ。
「ダウン症(候群)」によるハンデがありながら、その筆から生み出される書には他にないエネルギーが溢れ出しており、その力強さに涙する人も少なくない。
母の泰子さんは言う。「翔子はただみんなに喜んでほしいという思いだけで書きます。そんな純粋な魂が、見る人の胸を打ったのかもしれません」
番組では彼女の"書"が放つ不思議なエネルギーの源泉を探ろうと密着取材を開始。日々汗を流して練習に励む姿や、数々の大舞台で揮毫する一流の書家としての姿。一方で、料理とマイケルジャクソンが大好きという無邪気な横顔にもカメラを向ける。
「みんなにパワーをあげたい」が口癖の彼女の書は、なぜこんなにも見る人の心を揺さぶるパワーが宿っているのだろうか。新時代に渾身の一筆を捧げる金澤翔子の"今"を追った。

PROFILE

1985年東京生まれ。5歳で書道を始め、20歳で初の個展。その後、建長寺、建仁寺、東大寺、薬師寺、中尊寺、延暦寺、熊野大社、厳島神社、三輪明神大神神社、大宰府天満宮、伊勢神宮、春日大社等で個展や奉納。さらに大河ドラマ「平清盛」や天皇の御製を揮毫、更に海外でも多数個展を開き世界的に注目を集める。紺綬褒章受章。33歳。

STAFF
演出:望月馨
構成:重乃康紀
ナレーター:窪田等
撮影:水上智重子
音効:中嶋尊史
編集:宮島亜紀
制作協力:ネツゲン
プロデューサー:中村卓也・髙木宏

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