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本瀬純一秋田犬ブリーダーVol.1039
海外でも人気沸騰中!美しき秋田犬のトップブリーダーに密着。
昨年5月、女子フィギュアスケートの金メダリスト、ロシアのザギトワ選手に秋田犬「マサル」が贈呈され、その愛らしさが注目の的になったことは記憶に新しい。
この「マサル」を育てたのが、秋田犬専門ブリーダーの本瀬純一56歳だ。
昨年12月の秋田犬の展覧会でも本瀬の育てる「国宝丸」が優勝。他にも数々の受賞歴を誇る第一人者である本瀬は現在、生後2ヶ月から10歳まで18匹の秋田犬を育てている。毎朝5時半から1匹ずつの散歩、成犬になると2キロがノルマ。他にも食事や排泄などの世話に追われる。夕方も同じことの繰り返し。これを25年間一度も休んだことはない。
素朴で人間に忠実、飾り気のない品位漂う姿が特徴の秋田犬は、今や日本よりも海外で飼われている数の方が多いと言われているが、今回の取材中に本瀬のところにも中国人の団体客が見に来たり、ベラルーシから注文が入ったりとその人気ぶりは留まるところを知らない。
もともとはマタギ犬として熊や鹿を狩る犬だけに、実は気難しい面もありしつけも難しく気軽に飼える犬ではないというが、番組では今回、犬の個性を尊重しながら強く美しく育て上げていくトップブリーダーの仕事現場に密着。「立ち耳、巻き尾の立ち居振る舞いが見事で、凛々しい姿は武士を想像させる」という日本が世界に誇る秋田犬の魅力もたっぷりお伝えする。
PROFILE
1962年生まれ秋田県能代市在住。もともと犬好きで小学生の時から秋田犬を飼い始め、中学1年の時「秋田犬保存会」に入会。社会人になってからも趣味で秋田犬を飼い続け、自宅敷地内の犬舎を増築し飼育頭数を増やしていった。国内最大規模の展覧会である本部展年齢別部門優勝8回、最高賞にあたる名誉章2回。犬舎名は「能代幸寿荘」。料理が趣味で晩酌が至福の時間だが、勿論二日酔いでも朝5時半からの犬の世話は欠かさない。取材ディレクター曰く「独身でまさに秋田犬に人生を捧げた男」56歳。
構成:浜田悠
ナレーター:窪田等
撮影:中林清一・池畑道佐
音効:石垣哲
編集:細村舞衣
制作協力:テレビマンユニオン
プロデューサー:中村卓也・高田好子
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