亡くなった人の遺品を整理する遺品整理会社・青い鳥社。アパートで孤独死した男性は、タレント弁護士殺害事件の犯人だった!藍子は遺品に疑問を抱きつつ、5年前に失踪した男の妻を訪ねる…。

 社会問題化する孤独死とともに近年、クローズアップされてきた遺品整理会社。このドラマはそんな遺品整理の専門会社で働く谷崎藍子を主人公に、ただ遺品を片付けるだけでなく、遺品の整理をしながら、故人の人柄、生活、価値観を判断し、遺族との切れかかった絆を結びなおしてゆく好評のヒューマンサスペンスの第4弾。
 辛口のコメンテーターとして知られる弁護士が何者かに殺害されて1か月。遺品整理のプロ・谷崎藍子が孤独死した男性の部屋を担当したことから、男と殺害された弁護士との接点が浮かび上がる。そして男が別人を装い、弁護士殺害の犯人だったことが判明する。事件は解決したかに見えた。が、なぜ男は別人を名乗っていたのか? 殺害の動機は? 部屋の中から見つかった女性の衣装、片方だけの淡水パールのイヤリング…。失踪した夫の遺品の受け取りを拒む妻。遺品の中から藍子は事件の裏に隠れた哀しい過去の出来事に近づいていく…。