( ΘェΘ)<キャストに、インタビューでぇ〜す
若菜翔子役 村上知子さん





かつての天才少女歌手で、今は29歳の崖っぷちタレント。甘い結婚生活を夢見て商店街のケーキ屋さんにお嫁にきたものの、いきなり3人の子供たちと同居するハメになる若菜翔子を演じる村上知子さん。パンダの着ぐるみ姿で歌って踊ったり、演歌やポップスのオーディションに挑戦したり、ラジオのDJをしたりと、その多才ぶりをあますところなく発揮。ご自身もまだまだ新婚なのに、週4日、大阪での収録で寂しい思いも。「脳みそは毎日ドラマのことなんですよ。二重生活しているようでした」と、ドラマにどっぷり取り組んでいただきました。

最初に昼帯ドラマの主演の話を聞いた時は、「すっごい嬉しかったですね。自分が見ていた昼ドラにまさか自分が出られるとは思ってもいなかったので…」と、満面の笑みを見せる村上さん。連続ドラマのヒロイン役は2度目になりますが、セリフの量は昼ドラマの方が断然多く、何週もの台本を抱えてセット入りすることも。「セリフを覚えるのは苦手だったんですが、幸い台本が早くもらえたので、助かりました。時間がおっつかなくてうろ覚えの時もありましたけど、セットに入って役に入ると何とかなりました。集中力ですね」。
崖っぷちのタレントという役柄については、「芸能界に身を置く人は全員安定してないし、いつ何時番組を下りるか、自分がどうなるか先のことはわからない、そんな芸能人の気持ちはすごーくよくわかります」。気持ちの上で自身と重なる部分もある一方、「子ども時代からの芸能界にいて、歌手でタレントという翔子役は、芸人ともまた違うし、役作りは複雑ですね。芸人・村上のイメージで見られてはいけないし、そこの違いをどうみせるかが難しいです」。

翔子役として歌うシーンもたっぷり。ある時は子供番組の歌のおねえさん、ある時は演歌、ある時はポップス…オリジナル曲ばかりを披露するのも見どころ。「歌、大変でしたよ〜。すごく緊張しましたね。オリジナル曲ばかりを、自分の歌として発表しないといけない。森三中は歌がうまいって思われてるんですが、うまいのは大島さんと黒沢さんで、私は中の中。歌は得意じゃないんで、自信を持ってお届けできるか、不安です」。翔子のもうひとつの顔はFM HANAZONOの深夜ラジオ番組「ムーンライトキッス」のDJ如月奈々。このラジオ番組に、ドラマの中の劇中音楽として使われた曲のミュージシャンたちが、週替わりで登場。一日の収録で4人のゲストミュージシャンを迎えた日は、「収録の中でも一番しんどかったですよ〜。アドリブを受けつつ、台本のセリフにつなげないといけないし。森三中の村上ならフリートークでやりやすいんですけど、それを如月奈々でやらなければいけないのは、大変でした」。このラジオDJ如月奈々の声がすごく透明感がある素敵な声なので、注目(耳?)です。

そして、ご自身が新婚というのもドラマの役どころと同じ。「新婚の役はすごくやりやすいですね〜。翔子の気持ちの持っていき方とか、自分に対する自信のなさとか重なるところがあって…」。野久保直樹さんが演じる旦那さま役の仁史が言うセリフが「実際、うちの旦那が言うことと、メチャメチャ似ていて…思わず旦那の名前を呼びそうになりました」と、ひとりでドキドキしていたことを告白。その相手役の野久保さんについては、「これまでバラエティーでご一緒させてもらったりしていましたけど、お芝居でご一緒するのは初めてです。正直言うと、先にNG出してくれたので、助かってます(笑)」。シリアスなシーンで、空腹からくるお腹の音でNGになったこともあったとか。「気さくで、自分の空気を持っている方なので、演技をしている時も、普通にしゃべっている時も、変わらない楽しい方です。子どもたちとも本番前にしゃべっている時の雰囲気がそのまま、お芝居にも反映されてますね」。

最初、お会いした時、思ったより「小さなかわいい方」という印象の村上さん。このドラマの中でどんどんキレイになっていかれますので、その変貌ぶりにもぜひ、ご注目ください。


もどる?>(ΘェΘ )