店じまいしかけた朝六時半頃、一人の女・みゆき(田畑智子)が食堂にやってきた。みゆきの注文にこたえ、好物の「猫まんま」を作るマスター(小林薫)。話をきくと、みゆきは売れない演歌歌手で、仕事がなく、歌いたいあまり朝までカラオケボックスにいたという。


常連客に作詞家の先生(田口トモロヲ)がいたことを思い出したマスターは、店に彼女のポスターを貼り、行きがかり上、そこでコンサートまで開くことになった。 自分の歌を歌ったみゆきは、客たちの拍手と歓声に包まれる。みゆきだったが、その場で作詞家にプレゼントされた歌「まよい猫」が、思いがけずヒットし始め…。





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