ドラマ30『家族善哉』(40回) 放送終了


〈第8週のあらすじ〉

第36話(1月22日 月曜)
 家出した瑛子(寺田有希)を必死になって捜す美佐緒(赤松悠実)に新哉(窪田正孝)。咲子(竹内都子)に紘太郎(嶋大輔)も気が気ではない。その頃、仕事も見つけられず途方にくれていた瑛子は、偶然に上沢(中村優一)と出会い、上沢に付き添われて石井家に戻ってくる。「父親の借金を引き継ぎたい」という瑛子に、紘太郎は「大学まで出て、この家から嫁に行け」というが、「この家の娘じゃない」と頑なな瑛子。両者の思いはすれ違ってしまう…。

第37話(1月23日 火曜)
 瑛子は学校を辞めて働こうとしていた。咲子は瑛子の気持ちを尊重しようとするが、紘太郎にはそんな咲子を「冷たい」という。
 その頃、咲子の友人で学校の保健室教諭の礼子(千堂あきほ)にも転機が訪れていた。ずっと付き合っていた咲子の担任でもある山口(川原田樹)の母・明美(堀越陽子)が、田舎から嫁を見にやって来たのだ。一方、咲子の友人の芙美子(岩崎良美)は、お菓子作りが軌道に乗り始めた矢先の夫・圭助(金山一彦)の海外転勤に、離婚を考えるまでになっていた。

第38話(1月24日 水曜)
 ついに圭助に離婚を切り出した芙美子。一方、山口の母・明美はどうしても実家の果樹園を息子に継がせたいという。当然、礼子は嫁として果樹園を手伝うのが当たり前という明美に、教師を続けたい礼子は戸惑う。
 瑛子は咲子の励ましや上沢から参考書をもらったりしたことから、次第に学校で勉強することも前向きに考え出す。そして次第に石井家の一員のように家族になじんでゆく。そんな中、上沢から思いを打ち明けられた瑛子は…。 

第39話(1月25日 木曜)
 瑛子を抱きしめる上沢の姿を、偶然、目撃してしまった石井一家。咲子も美佐緒も新哉もショックを隠せない。ひとり事情がわからないのは紘太郎だけ。が、美佐緒は上沢を誘うつもりだった映画のチケットを瑛子に渡し、新哉も上沢に瑛子と行こうと思って手に入れたコンサートのチケットを譲る。2人とも瑛子を妹のように思い始めていたのだ。
 一方、父親から果樹園を売ると聞いた山口はついに果樹園を継ぐ決意をする。山口と礼子の結婚は自然解消に。そんな礼子と芙美子が咲子の家に集まった。二人とも強がりを言うものの、結局は別れたくないと泣く。そんな2人に咲子は「片方を捨てることはない」と言い…。

第40話 最終回(1月26日 金曜)
 瑛子の就職が決まった。咲子は瑛子を応援するというが、紘太郎は大反対。新哉も咲子に「冷たい」という。咲子は瑛子に18年前に学校の天使像の羽を盗んだのは自分だと打ち明け、「天使は片方の翼だけでも空を飛べる」と励ます。瑛子も借金を返して再び高校に戻ることを誓う。
 一方、芙美子も商社マンの妻とお菓子作りを両立させることを決意。高校では山口が実家の果樹園を継ぐために学校を辞める日、礼子が初めて編んだ腹巻をプレゼントして、山口にプロポーズする。そして咲子は瑛子のためにとっておきの料理を作って門出を祝ってやるのだった…。