ドラマ30『家族善哉』(40回) 放送終了


〈第7週のあらすじ〉

第31話(1月15日 月曜)
 家のローンが払えなくなり、石井家は家を売ることに。さっそく不動産屋の菅 原(楠見薫)が客を連れてくるが、「狭い、暗い」と言われ、咲子(竹内都子) も紘太郎(嶋大輔)も憤然。売ろうとするとやはり我が家に愛着が出てきてしま うのであった。
 一方、お菓子作りに生きがいを見い出し始めた芙美子(岩崎良美)は夫の圭助 (金山一彦)からサウジアラビア転勤を切り出され、複雑な心境に。
 学校では校長(愛川欽也)がやり始めたフリースクールが軌道に乗り始めてい た。そんな時、瑛子(寺田有希)の父が交通事故で亡くなったという知らせが…。

第32話(1月16日 火曜)
 父の死で家族がいなくなってしまった瑛子のことを思うと、食事もノドを通ら なくなる石井家の面々。家賃の滞納でアパートからは出て行くように迫られ、唯 一の身寄りの伯父までも夜逃げ、怪しい男にも付きまとわれている瑛子。そんな 瑛子を咲子が家に連れて帰る。しかし、事情を調べに来た児童相談所員に、失業 中の上、家も売ろうとしている家族には預けるわけにはいかないと言われ…。

第33話(1月17日 水曜)
 瑛子も加わって内職に一層張り切る石井家。が、もの静かな瑛子は学校でも次 第に孤立してしまう。新哉は瑛子を励ますため、彼女の好きなゆずのコンサート チケットを買おうと必死になる。それを聞いた鉄造(池乃めだか)と静代(加藤 登紀子)は大量の柚子を持って石井家にやって来る。そんな時、家が売れたとい う電話が入り…。

第34話(1月18日 木曜)
 圭助にお菓子作りを仕事として理解してもらえない芙美子は、離婚を考え始め る。そんな時、石井家に山口(川原田樹)が紘太郎の就職が決まったと駆け込ん でくる。が、すでに売却契約書にハンコを押した後のまつりだった。
 学校ではルミ子(芝原渚)たちが保健室に礼子(千堂あきほ)を尋ね、瑛子と どう接していいかわからないと涙ながらに打ち明ける。それを聞いた咲子は静代 のアドバイスで、瑛子の父のお葬式をクラスでやろうと提案。最初は嫌がってい た瑛子もみんなの優しさに包まれ、初めて素直に泣くことが出来た。

第35話(1月19日 金曜)
 お葬式から帰ると、家の中で紘太郎と瑛子につきまとう金子がもめていた。金 子は借金取りで瑛子の父が残した500万円の借金の回収に来たのだった。石井家 にまで返済を迫る金子。咲子はそんな金子を夕食のテーブルに招き、恩に来た彼 は相続拒否の手続きをすれば、借金から逃れられると教えてくれた。咲子はさっ そく校長(愛川欽也)に相談する。
 そんな時、不動産屋が家の売買契約が、無効になったと知らせてきた。大喜び で瑛子と養子縁組すると宣言する紘太郎。が、その肝心の瑛子が置手紙を残して 家出してしまう…。