ドラマ30『家族善哉』(40回) 放送終了


〈第4週のあらすじ〉

第16話(12月18日 月曜)
 紘太郎(嶋大輔)がケガをして病院に運ばれた。咲子(竹内都子)と民子(中野良子)はあわてて病院に駆けつける。幸い、ケガはたいしたことはなかったが、咲子は紘太郎の同僚の浦田(脇知弘)から、ホステスのエレナ(古藤ロレナ)を巡って紘太郎が袋叩きに遭った事を聞く。そしてエレナとも会い、人のいい紘太郎がエレナの嘘の身の上話に同情し、上手く利用されていたことを知る。咲子は「謝りたい」というエレナを止め、紘太郎には人助けをしたと思わせておいてほしいと頼む。
 民子との同居の覚悟も決めた咲子だったが、民子の天衣無縫な振る舞いが、もしや余命が短いのではないかという不安になり…。

第17話(12月19日 火曜)
 民子はどこか身体が悪いのではないかと思い始める石井一家。そう思い出すと、民子の行動のすべてが余命を楽しんでいるように見えてくる。しかも、民子から紘太郎のヘソの緒を託されたことで、咲子の疑いは決定的になる。
 そんなこととはつゆ知らず、相変わらず言いたい放題の民子は芙美子(岩崎良美)のお菓子作りの腕を見込み、コンクールに出品することを勧め、すっかりその気にさせる。
 紘太郎は民子を人間ドックに入れようとお金まで工面するが、民子が家を処分して老人ホームに入ろうとしているだけだったと知り…。

第18話(12月20日 水曜)
 学校で新哉(窪田正孝)が瑛子(寺田有希)のストーカーをしていると黒板に落書きされたと聞き、驚く咲子。新哉は片思いの瑛子の家が知りたくて、後をつけたのだが、見失ったという。が、実際、瑛子は他にストーカーの影を感じていた。心配する咲子に家はセキュリティーが万全だという瑛子。
 咲子は紘太郎や新哉と一緒に瑛子の家を見回りに行くが、お嬢様ぶりを匂わせていた瑛子の家はアパートだった。ストーカー事件は瑛子の狂言だったのだ…。

第19話(12月21日 木曜)
 瑛子は咲子に父親の会社が倒産したためにこの町に引っ越したものの、家を見られるのだけは嫌で、後をつける新哉を追い払いたくて、ストーカーの噂を立てたのだと言う。
 一方、美佐緒(赤松悠実)は勇気を出して、上沢(中村優一)をデートに誘う。
 やがて民子が老人ホームに行く前日、家族みんなで夕食のテーブルを囲むが、同居にこだわる紘太郎はその輪に加わらなかった。が、何とか見送りには駆けつける。
 民子が去った翌日、学校で咲子は上沢から「ずっと好きでした」と打ち明けられ…。

第20話(12月22日 金曜)
 静代(加藤登紀子)が倒れたという鉄造(池乃めだか)の電話で病院に駆けつける咲子たち。脳梗塞で、幸い処置が早く、手術は成功したが、危険な状態が続いているという。咲子はしばらく学校を休み、看病することに。上沢から「力になりたい」と言われた美佐緒はてっきり自分のことを心配してくれたと喜び、瑛子から「手伝えることがあれば」と言われた新哉は舞い上がる。
 その病院で咲子は妙に明るい星野夫妻(山田かつろう・南山千恵美)に出会う。一方、静代は命は助かったものの、「植物状態になるかもしれない」と言われ…。