第4週のあらすじ




=第16話 6月20日(月)=
葉子(南野陽子)は、ソンジェ(ヤン・ジヌ)とのことを家族の前で謝るが、昭彦(升毅)も志保(高畠華澄)も許そうとはせず、家庭の中で居場所を失ってしまっていた。わざと明るく家族に接してはみるものの、一人になるとソンジェのことを思い出してはかき消すことの繰り返しだった。ある日、一人で静かに泣き続けていた葉子は思いがけない事故で、意識を失う・・・。

=第17話 6月21日(火)=
病院に運ばれた葉子だが、意識が戻ると、何故病院にいるのか分からなかった。家族は、葉子がうって変わって悪びれなく明るくしているのを不審に思う。また安岡は、帰国して軍隊へ行っているソンジェから届いた手紙を葉子に渡そうとするが、葉子は“チョン・ソンジェ”がどういう人物なのかも分からなくなってしまっていた。そんな中昭彦に、ソウルで開催される日韓医師会の研修会に夫婦同伴で参加する話が持ちかけられる。

=第18話 6月22日(水)=
葉子がソンジェの記憶を失っていることに半信半疑の昭彦は、同僚の精神科医に相談すると、辛い記憶を封印してしまう部分的な健忘症ではないかと言われる。葉子は時々浮かび上がる男の幻影を見ながらも、それが誰なのか思い出せない状態が続いていた。その一方で志保は、金田(小林正寛)にそそのかされ、コスプレのアルバイトを始めるようになる。
ソンジェの記憶を失っている葉子は、昭彦の韓国行きを聞いて無邪気に同伴するつもりでいる。しかし、由紀(久本朋子)から自分が韓国人とつき合っていたことを聞いた葉子は、韓国でその人に会えば記憶を取り戻せるかもしれないとも思うのだった。

=第19話 6月23日(木)=
研修会に出席する昭彦についてソウルに行った葉子は、失った記憶を取り戻そうと、ソンジェから届いた手紙の住所をたよりに実家に足を運ぶ。しかし家族に、ソンジェは軍隊に行っているのだと追い帰され、軍の基地にも足を運んでみても会うことはできなかった。
日本人女性が訪ねて来たと聞いたソンジェは、安岡(田村亮)に電話して、その女性が葉子であることを確かめる。その夜、偶然にも葉子を見かけたソンジェは・・・。
 
=第20話 6月24日(金)=
ソンジェは、葉子に気づいて歩み寄ってくるが、葉子は一向に無表情にしている。そこへ、二人の様子を見守っていた昭彦が近づいてきて、ソンジェに対し、葉子はソンジェのことを何も憶えていないのだと言う。
そして5年後・・・井手家はすっかり平和な空気を取り戻していた。葉子は、パートに出て資金を稼ぎながら、陶芸に真剣に打ち込む毎日を送っている。どんどん腕を上げていった葉子は、安岡の勧めで個展を開くことになった。そのオープニングパーティーの二次会のスナックで火事が起こり、逃げ遅れた葉子は、朦朧とする意識の中で男の人に助けられる。