ドラマ30 ドラマ30『銭湯の娘!?』公式サイト 2006年1月30日(月)スタート / 放送終了



地味ながら“お兄ちゃんの悲哀とカッコ良さ”を感じさせるススム。
でも演じる鳥羽潤さん曰く、「僕は本当は弟。ぜんっぜん、お兄ちゃんじゃないんです(笑)」。
おや、これはリサーチせねば!
てなわけで、普段はなかなか見られない“役者・鳥羽潤”の、素顔のインタビューをお届けします!



最初に台本をとても気に入られたそうですね。
役が決まる前に、第1週の台本を読んで“すっげぇ面白い”と思って。「続きが読んでみたい」と思うスゴさがありましたね。いいものってあまり言葉が出ないんですよ、説明できないと言うか。感覚的に“イイ!”って思いましたね。

演じるにあたって気をつけていることはありますか?
とくにないですが、頭で考えるというよりは気持ちでやりたいと思うんです、いつも。だから、逆にいい意味で何も決めないと言うか。現場に入ってリハーサルをやってみて、周りの方たちと一緒に、想うことを組み立てられたら一番いいなと思っています。台本を読んだ中でのイメージと現場に入ってからが違うこともあるから、初日が一番緊張しますね。
相手が持っている役のイメージに僕がなるのか、僕が感じているイメージに自分で近づいて行くのかで全然違うというのはいつも思っていて、その違いって、僕の中では大っきいんですよ。でも今回は、かけ離れてはいないので。だから僕が台本を読んで掴んだものと、みんなが創ろうとしているものと、自然に馴染んでススムになれたらな、とは思っていました。

撮影で一番苦労したことは?
苦労…というか、難しさは正直あります、演じて行くのには。でも、苦労って言うのを吹き飛ばすぐらい現場は明るくて楽しいので。一瞬悩んでも、それを共演者やスタッフのみなさんが吹き飛ばしてくれるので、また新鮮な気持ちで次のシーンに臨めるんです。本当に楽しい現場ですよ。いろんな人が面白すぎて。


ススム君はどんな人?“お兄ちゃん”らしい役柄ですが、鳥羽さんとは似ていますか?
ススムは不器用ですよね。不器用ですけど、僕の解釈ですけどなんか一本気な感じ。どこか自分と似てる部分はあると思いますが、違うと言えば全然違いますね。僕は弟ですから。友達とかまわりにいるのも次男ばっかりなんですよ。僕自身は、ほんとぜんっぜんお兄ちゃんじゃないんです(笑)。

じゃぁ、今回は弟と妹がいっぺんに出来た感じですね。
そうですね。でも、(矢口さんも杉浦さんも)妹とも弟とも思えないくらい。逆にお兄ちゃんとお姉ちゃんと思ってますよ。逆に僕の方が全然、甘えてます。


ユメちゃん(矢口真里さん)の印象は?
“すげぇな”って思いましたよ、なんか勢いがあって。(矢口さんはプレッシャーをものすごく感じていたとのことですが)全然、そんな風には感じませんでした。いい意味で引っ張っていってもらってますね。もちろん六郎さんはじめ、アユム君やなっちゃん(夏子)たちにも。

楽の湯みたいな家族ってどう思います?
素敵だと僕は思ってます。(見ている人にとっても)理想だったりするんじゃないですかね。親子であるといっても、もちろん、親は親ときちっと認めている中でも、“おとうさん”とか“おかあさん”とか言う感じじゃなくて。ああいう距離感がよその家族として見ても素敵だなと思うんです。真中家に入れてもらえて本当に良かったなと思っています。

共演の方で仲良しなのは?
ターチャン(アユム役・杉浦太雄さん)ですね。楽屋も一緒だし。ターチャンとは音楽の話ばっかりしてます。機材のことをいろいろ教えてもらったり。3月にも一緒にイベントをやることになったんですよ。
(設定は)兄弟ですけれども、僕はあんまり年とか関係なく思ってて、尊敬もしています。音楽だけでなくいろんな話をしていく中で、友達として貴重な出会いをさしてもらったと思っています。現場でそういう出会いがあったことが本当に良かったなぁと思ってますね。2人で喧嘩をしたりするシーンでは、ここでこうするからこうしよう、みたいな打ち合わせはします。でも、決めてやったことが映っていないときもありますよ(笑)。


これからのススム君は? ユメちゃんとの関係はどうなるんでしょう?
週を追うごとにいろんなハプニングが起こるんですが、ユメと出会ったことで、ススム自身も変わって行くと思うんです。(ドラマ中には)描かれていないところでも。その中で、ユメとの距離もだんだん近くなって行くんじゃないかと思います。ススムは子どもの頃から女の人の裸を見て女性恐怖症であり、外の世界よりは家族の中の世界で見てきたものの中に居たわけですよね。けどユメがぽっと出てきたことによって、“言いあう”“張り合う”人が1人増え、どんどん生活のリズムから何から変わっていって…。自分の中の女の人に対する気持ちとかも、だんだん芽生えてきて。(ユメに対しては)心を開くというか、ぶつかり合う。最初出会ったころのは本当の“喧嘩”ですよね。それが当たり前のことになって、心をぶつけあって行くことが日常になって行く。いがみ合っているわけでもなくて、リズムというか。それを見れるというのは素敵なことだと思うんです。2人とも感情の表現が不器用だから、気持ちのぶつけあいということがああいう形になって行くと思うんですよね。ススムはしっかりものですけど不器用で、実はしっかりできてない。それが少しずつ、イキイキと変わって行く姿が 見られると思います。

それでは最後に、視聴者の皆さんへひとことお願いします!
みんな一生懸命頑張っているので、ほんと多くの方に見ていただきたいです。六郎さんがハジけ、ユメがスゴい勢いで、アユムはオイシイところをそろそろ~っと持って行く(笑)。その空間に居れることが嬉しいです。ススムは?ススムは一生懸命やってます。ススムはススムな感じかな(笑)それだけです。撮影はあと少しですが、頑張ります。


インタビュー中“いつものシャイなお兄ちゃんはどこへ?”と思うほど、みんなを笑わせてくれた鳥羽さん。周りを気遣うその優しさは、“違うといえば全然違う”と言いつつもやっぱり真中ススムと通じるところがあるように思います。
そんなススムくんはこれから、どんな風に変わっていくのか?


笑いの次には涙あり!
今後の展開にご期待ください♪


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