平成15年1月26日。遠宮陽春の天通山龍雲寺副住職入寺式が古式に則っておこなわれた。
―入寺式とは?
和尚として、関係者に知ってもらうためのいわゆるお披露目の式。
ご本尊(お釈迦さま)、檀信徒各家のご先祖への挨拶の意味もある。
式がすむとお披露目の宴会となり、手作りの料理などが振舞われる。 |

1.龍雲寺に帰山。
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5.鐘の音で、式の始まりが告げられ、義明和尚の介添えで本堂に出頭する。
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2.敷台に低頭して「たのみましょ〜」「どぉ〜れ〜」「天通山龍雲寺学徒遠宮陽春、副住職を拝命いたしまして、只今帰山致しました」
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6.列席した和尚や雲水が般若心経を唱える中、焼香をする。
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3.玉だすきをかけ、草鞋・足袋を脱いで足を洗う。 |
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7.続いて拝敷の上に座具を広げ、五体投地で三拝(はい)する。
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4.義明和尚に付き添われ、雲水衣からうぐいす茶(僧の階層によって色が違う)の大衣へと着替え、薄茶の袈裟をまとう。珊瑚の数珠、少し開いた中啓(ちゅうけい)という扇子を手にする。 |
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