ついに白血病の告知を受ける木里子。
わかっていたはずなのに、病院を飛び出し、あてもなく一晩中街をさまよう。必死に木里子を捜す周作。翌朝、木里子は無事に病院へ戻ってくるが、周作は心配のあまり思わず木里子をぶってしまう・・・。
木里子を演じる小田茜さんは「(告知は)すごいショックだと思います。私だったらどうするか、もっと泣きわめいてしまうかも。想像もつきません」。


特別企画 ドラマを120%楽しむあらすじ
「ピュア・ラブ」をもっと楽しく見ていただくために、ドラマ作りの裏側もチョッピリ教えちゃいます。
第20回(2月25日 月曜)
木里子(小田茜)は、小児病棟に翔(真栄田和之)を訪ねる。翔が白血病と知り気になったのだ。同じ日、宗達(川津祐介)が陽春(猪野学)に付き添われて退院する。
 その後、木里子の病室を訪れた翔は、「誰も何も言わないけど、僕は白血病なんだ」といい、木里子をドキッとさせる。
 10日後、ついに白井(石倉三郎)と周作(篠田三郎)が木里子に白血病を告知した。わかっていながらもショックを受けた木里子は…。

第21回(2月26日 火曜)
黙って病院を出た木里子の行方がわからなくなり、周作は懸命に探す。そして心配する菊乃(高田敏江)にも本当のことを話す。
 一方、行くあてもなく1晩を過ごした木里子は早朝に龍雲寺を訪れるが、寺に入ることができず病院に戻る。そんな木里子を周作は思わず殴る。そして翔に励まされた木里子は、ともに白血病と闘うと約束する。

第22回(2月27日 水曜)
 周囲の心配に気づいた木里子は、久しぶりに自宅に帰り、明るく振る舞う。一方、周作は骨髄移植を考え、アメリカの従姉妹にドナーになって欲しいと祈るようにメールを送る。
木里子は、裕太(窪田翔太)とルナ(樋井明日香)と一緒に龍雲寺を訪ねる。昨夜の出来事にあまり触れず、「いつでも訪ねてきたらよい」という宗達に木里子は感謝する。

第23回(2月28日 木曜)
 裕太とルナとともに龍雲寺を訪れた木里子だったが、陽春とゆっくり話しができなかった。翌日、病院に戻った木里子に、再び治療が続けられる。インターフェロンが投与され副作用も出てくるなか、翔と話したり、典美(今村雅美)の見舞いに励まされるが、陽春のことが頭から離れない。

第24話(3月1日 金曜)
 木里子は翔の病室で彼の祖母・直江(楠本光子)と会う。翔の両親は、借金返済に追われて見舞いに来ることもできなかった。そんな翔のために、木里子はセーターを編むことにする。
 一方、裕太はルナが陽春を好きになったと感じ腹立たしい。病院に宗達の薬を取りに来た陽春が木里子の病室を訪ねた。木里子は嬉しい。そこへ現われた翔が2人を冷やかす…。

特別企画 ドラマを120%楽しむ特別企画。【監督自らの解説】
〜監督からドラマが大好きなあなたへ〜 「ピュア・ラブ」をもっと楽しく見ていただくために、ドラマ作りの裏側をチョッピリ公開。
第20話
 この回から物語は大きくうねるように動き出します。とてもみどころの多い回です。
 その中でもシーン19・木里子の病室は必見!木里子、周作、白井の3人だけのとても長いシーン。白井の台詞には沢山の専門用語が並びます。周作の娘への気遣いが見えます。そして木里子が強い衝撃を受けます。木里子の動揺をどのように見せるのか。こだわりのシーンです。

第21話
 映画「結婚しない女」のジル・クレイバーグの演技を小田さんにやってもらおうと思いました。かつて経験したことのない程の強いショックを受けたときに人はどうなるのか。小田さんとお話しをして、納得してもらってから収録にのぞみました。体当たりの彼女の演技は必見です。
 この回を見逃すと、きっと後悔すると思いますよ。

第22話
 "裏のヒロイン"と呼ばれたチャコ。彼女の予期せぬ行動にキャストやスタッフはとても振り回されました。でもみんなが苦労したおかげで、チャコの"気まぐれ芝居"がとっても効果的になったことも。
 この頃から木里子の陽春への想いは強くなっていきます。でもそれをストレートに表現できない木里子。小田さんは苦労したと思います。

第23話
 木里子の想いをどのように受け止めるのか。そして自分の想いをどのように出していくのか。陽春は禅宗の雲水、修行僧です。感情をほとんど表に出すことはありません。そんな陽春をいかに演じるのか、猪野くんはいつも考えに考えを重ねて芝居をしていました。時には迷いが見えることもありましたが…。彼の抑制の利いた演技は必見です。でも相当フラストレーションが溜まったみたいですよ。クランクアップしたら、もう弾けっぱなしでしたから。

第24話
 ドクターやナース役の出演者は大変です。専門用語や難しい所作を覚えるのに一苦労。この回の新村ナースが木里子に自己注射の仕方を教えるシーン。本当のナースが読むマニュアルを事前に渡して、台詞はアドリブになると思うので覚えておいてね、所作もしっかり教わっといてねと注文しました。徹底的に教わった甲斐もあって、台詞や所作もホンモノのナースの様。現場指導のナースさんも太鼓判。「いのちの現場から」の真田総合病院のナースになれるよ、とは感嘆したスタッフの声。