音楽/栗山和樹インタビュー
1)最初に「ピュア・ラブ」の話を聞かれて、どういう印象を持たれましたか?

とてもさわやかなドラマに心地よさを感じました。というのも「ピュア・ラブ」の作曲直前までNHKの大河ドラマ「北条時宗」の音楽を作曲していて毎週、登場人物が殺される暗澹たる鎌倉時代の様々な「愛」に音楽をつけていたのでそのギャップもあってか何か救われたような気分になりました!
こんな平和な時代に美しい「愛」の姿が描けるなんてとても幸せで素敵なことなんだな〜って感じました。

2)曲作りに意識された点があれば・・・

なんといっても主人公の二人の「ピュア・ラブ」をさわやかに表現したい!って思いました。

3)ティンホイッスルをメインの楽器にされた理由は?

視聴者のみなさんはもうお気づきですか?このドラマはロケーションが多くてとても開放感がある映像ですね。この開放感は二人の「ピュア」さを見事に表現しているような気がします。
そこで!
音楽も伸びやかに印象的に表現してくれる楽器をさがしてたんです。たどり着いたのがアイルランドの縦笛「ティン・ホイッスル」です。演奏しているのは日本を代
表するフルート、ティン・ホイッスル奏者、高桑英世さんです。

4)劇伴に対する思い入れなどありますか?

もちろん!
さわやかな主人公「木里子」をティン・ホイッスルのメロディと共にギター、ハモンド・オルガンが支える12/8拍子のポップなリズムで表現しています。どうですか?みなさんの感想は?
「えっ、もっと長く聴きたい?」そんな方は是非サウンドトラックCD「ピュア・ラブ」をどうぞ!「えっ、サントラは発売されない!」すみません、先走りました。

5)特に視聴者に伝えたいメッセージは?

お昼のひととき、何かそっと心に残るドラマ、そんなドラマ「ピュア・ラブ」をより印象的なものにしたいと願って書きました。みなさんの暖かいご声援をよろしくお願いします!