( ΘェΘ)<キャストに、インタビューでぇ〜す
若菜ゆり役 浅茅陽子さん





一世を風靡した大歌手・若菜ゆりを演じる浅茅陽子さん。歌手の夢を娘の翔子に託し、幼い翔子のマネージャーとして大活躍。現在はおしゃれなジャズ・バー「ミスティ」のママに。自らはシングルマザーの道を選んだゆりに対して、翔子は「結婚も歌も」の両方を目指そうとします。翔子を公私共に影から支える大きな存在。「ゆりは登場人物の輪の外にいて、冷静に見ている立場なのね」と、浅茅さん。「自分に高いプライドを持っていて、仕事に対しても譲らない。一見、傲慢に見えるかも知れないけど、決して安売りしない」と、役づくりを。かつての大歌手として、台本にない歌を歌うシーンも用意された。「楽しかったですよ〜久々に歌わせていただきました。ピアノの生伴奏で歌うっていいですねえ」と華やかに笑う浅茅さん。その歌声を、ぜひ、お楽しみに。

ゆりの経営するバー「ミスティ」のシーンは固めて収録するため、浅茅さんが登場する日は1日中、「ミスティ」に…。休憩をのぞいて12時間以上出づっぱり。普段なら疲れ果ててしまうスケジュールだが、それが今回、それほど苦ではなかった。理由は音楽。「生の音楽の力ってすごいと思う。疲れ方が違うんですよ〜」と浅茅さん。「ミスティ」にいるドラマの音楽監督でもあるピアノマンの生演奏に癒されたとか。「芝居の心情に合わせて即興で弾いてくださる。楽なんですね。和むっていうか…」。自身のキャリアの中でも生演奏をバックに芝居をしたのは初めてだといいます。

「ミスティ」がジャズ・バーということには個人的な感慨が。父親が洋楽好きで、ミュージカルや映画音楽、ジャズのスタンダードを聴いて育ったのだとか。小学校の低学年の頃から聴いていて、お気に入りは「ミッチ・ミラー合唱団」だった。「和音がほんっとにきれいでね、とりこになっちゃった!」。音楽には語りだせばキリがないくらいの数々の思い出があるから、「カラオケバーじゃなくて、ちゃんとしたコンセプトをもったバーでよかった」としみじみ。この「ミスティ」の中に、ゆりの生き様やプライドがすべて詰まっている、と思う。「私の好みの世界。加えて生ピアノでしょ、まさか、(自分の思い出と重なるなんて)と思いましたよ。こんなに居心地のいいセットないですよ」。癒しと緊張のある最高の舞台だったとすがすがしく語る浅茅さん。

今、ご自身でこだわっているのが、アクセサリー。ドラマの中で使われたものは全て自前、そして手作り。「ゆりの役に合わせて6月頃から作り始めました」。制作には1ヶ月位。イメージに合わせて、ホワイト系、ブラック系、パール系のものを、ネックレスとイヤリングのセット12点が完成した。「若菜ゆりコンセプトのつもり。収録で全部使いましたよ」。アクセサリー作りは15年くらい前から。「衣装に合わせる気に入ったものがなくて…ないなら作れないか」と、至ってシンプルな理由から始まった。たまたま見た本に、「ビーズアクセサリー作りましょう!」という記事があり、「ハマっちゃいましたね〜」。これまでに作った数は1000点以上。知る人ぞ知るビーズアクセサリーの達人なのだ。一粒、一粒のビーズを目の前にした時に、どう組み合わせるか、完成品をイメージしながらビーズを一心につないでゆく。「出来たものがイメージを超える時があるんですよ! その時の気分たるや、最高!! まっ、いいか、じゃあダメなんですよ」「作った方が断然安い! 何より作る楽しみがまずありますから…」ビーズを語りだすとかなり熱い。「自己満足の世界ですけど…」というも のの、「ビーズとゴルフは私にとって切っても切れないもの。この2つがあるおかげで毎日うるおってます。無心になれるのが何より」。健康と若さの秘訣がここにあるようでした。

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