あらすじ


第41回(9月27日 月曜)
 テレビのワイドショーに出演した中野(小木茂光)が、自分側の証人として出してきたのは美由紀(岩崎良美)だった。テレビの前で凍りつくちひろたち。その上中野は栄子(角替和枝)まで引っ張り出し、秋葉殺しの実行犯を目撃したのは嘘だったと証言させた。たまらずちひろはテレビ局に駆けつけ中野に掴みかかるが、母・久美子を侮辱され、生放送中に取り乱してしまう。
 一部始終を見ていた健一は、その後父に絶縁を言い渡す。そして、打ちひしがれるちひろのホテルを訪ねどこか遠くに行こうと誘う。

第42回(9月28日 火曜)
 「けむりや」では隆(甲本雅裕)が美由紀を諌めていた。しかし「お前みたいな女は俺じゃなきゃ務まらない」と、これからも家族としてやっていくつもりだと話し、遠藤家には再び家族の絆が戻ってきていた。
 健一は会社を辞めた。そして奈緒子(岡元夕紀子)を訪ね「佳和(涼平)をちひろに返してやって欲しい」と頼む。奈緒子に言われちひろに会いに行った佳和だが「二人は同じ夢を追う仲間」と話し、自分はけむりやを継ぐがちひろは芝居を続けるべきだと伝える。
その言葉にうなずくちひろだったが、心にはある決意を固めていた。

 第43回(9月29日 水曜)
 ちひろのために健一や晶たちは、ちひろの汚名を晴らす証言者を集めていた。それは健一にとっては父親を告発することだった。健一はちひろを訪ね愛する思いを伝える。いっぽう、過労で倒れ入院中のしげ爺(藤村俊二)は見舞いにきたちひろに「自分を不幸に陥れた運命に復讐したければ、自分が幸せになればいい」と話す。しかしちひろは「ごめんなさい」の置手紙を残して、また姿を消してしまった。
 そんなとき中野の家にやってきた人物がいた。

第44回(9月30日 木曜)
 中野家に入ってきたのは業を煮やした柴田(山本龍二)で、中野を殺す目的だった。そこに同じく中野を殺害しようとやって来たちひろが出くわす。ちひろは呆然と柴田が中野に手をかけるのを見つめていた。しかし、異常を察知した健一や鳥羽刑事(丸岡奨詞)によって未遂に終わる。
 ちひろへの疑いは晴れ、これからどんどん夢を追いかけられると浮き立つ晶達だったが、ちひろの表情は冴えなかった。中野を見殺しにしようとした自分も、やはり中野と同じ殺人者だという罪の意識に苦しんでいたのだ。そして間一髪死を逃れた中野は健一を呼び「あの女に俺を殺させろ」と言う。

第45回(10月1日 金曜)
 ちひろは中野に会いにいった。中野は「運命を呪う気持ちは、ちひろ一家への憎しみに変わってしまった」と話し、恨んでいるのなら自分を殺せとちひろに迫る。しかしちひろは「あなたを殺したら、あなたと同じ人間になる」と告げ、去ろうとする。しかし自暴自棄になった中野は・・・。