あらすじ


〈第6週のあらすじ〉

第26回(9月6日 月曜)
 秋葉殺しの実行犯・柴田(山本龍二)におそわれたちひろ(榎本加奈子)は、通りかかった佳和(涼平)に助けられる。しかし佳和は大怪我をしてしまい、病院に駆けつけた奈緒子(岡元夕紀子)にちひろは「疫病神」とののしられる。後日柴田の父の最期を看取ったちひろは中野への復讐に協力してほしいと頼み、心を動かされた柴田は引き受けることにする。
 隆(甲本雅裕)は中野(小木茂光)の悪事についてかかれた記事が気に懸かり、中野のもとを訪れる。

第27回(9月7日 火曜)
 入院している佳和を助ける為、ちひろは佳和の芝居の主役を引き受け、姿を消していた間面倒をみてくれていたしげ爺にも招待状を送る。しかし、佳和は心因的ショックで声が出なくなっていた。
 一方、隆に過去を問われた中野は、社員でもある奈緒子を突然クビにする。しかしこのことで、健一(松田悟志)の中野に対する不信感は増し、またあの雑誌記者がちひろではないかとの思いも強める事になる。
 そんなとき、ちひろがベビーシッターをしていた真紀の子供・まひろ(工藤優)の行方がわからなくなっていた。

 第28回(9月8日 水曜)
 ちひろを探して迷子になったまひろを保護したのは健一だった。まひろはちひろの子供だと思い込んでいる健一はちひろを中野家に呼び出したしなめるが、すでになついているまひろにせがまれ、次の土曜に3人で会う事を約束する。そこに中野が帰宅し、ちひろと中野は鋭く視線をぶつけ合う。
 雑誌記者としてのちひろのもとに隆が訪れ、ちひろの居場所を尋ねるがはぐらかされてしまう。隆はさらに真相を探ろうと中野に再び会いに行く。
 ちひろは約束どおりまひろを連れて健一と会い、つかの間の平和な時間を過ごす。しかしその頃「けむりや」が炎に包まれていた。

第29回(9月9日 木曜) 
 ちひろがホステスとして働いているクラブにやってきた名越(小林すすむ)が手にやけどを負っているのを見て、ちひろは「けむりや」の火災が中野の指示による放火だと確信する。一方、ちひろに協力すると約束した柴田は、過去の事件を匂わせ中野を強請り始めていた。
佳和の芝居は、ちひろの助けもあって順調に稽古が進み公演当日を迎える。会場には真紀、茜、晶、健一、しげ爺らがやってきていた。それぞれがちひろを全く別の人物と信じ込んでいたのだが・・・。

第30回(9月10日 金曜)
 舞台上のちひろを見た晶はしげ爺に、芝居の世界へもう一度連れ戻すべきだと訴えるが、しげ爺は「ちひろの心の中は復讐でいっぱいだ」と答える。
 放火されたあとも中野の周辺を探っていた隆は、名越のやけどを見てますます中野への疑いを強めていったが、ある日バットを持った数人に襲われて大怪我をさせられる。
 ホステスのちひろは、度重なる中野の逆襲に荷担させられて心労が増している名越に「助けてあげる」とある話を持ちかけ、次の復讐をはじめつつあった。しかし隆が襲われたことを知り大きなショックを受ける。自分の周囲の人間ばかりが巻き込まれていく事に危機感を覚えたちひろは、再び姿を消してしまった・・・。