梅宮万紗子さんインタビュー


羽純の親友・奈緒。羽純の相談に乗ったり、羽純に想いを寄せる浩志を見るうちに、いつしか浩志に惹かれるように。昼帯ドラマ初出演で「お話の流れがこんなに展開するなんて・・・」と驚く梅宮さんに聞きました。

―梅宮さんは昼帯ドラマ初出演ということですが。
「毎回いろんなことが起こるので、楽しんでます。私が出ているところは割と何気ないシーンが多いのですが、けっこうドラマッチックなところもあって、泣いたり、怒ったり、気持ちの激しいシーンもあるので面白いです」

―奈緒は羽純の親友であるとともに、浩志の友人でもあります。2人のことに心を砕くのですが、そんな奈緒をどう思いますか?
「おせっかいで、そんなに出しゃばっていく親切が中々わからなかったんです。私自身はあんまり人にかまったりしない性格なんですよ。でも、奈緒にとって羽純も浩志も大切な人。だから自分が出る幕じゃないところにも出て行ったりするんでしょうね。私には出来ないことが素直に出来ちゃう奈緒はいいなあ〜って思いますね」

―羽純とは親友同士。親友感を出すためのお芝居で気を使われたところは?
「早く友達感を出そうと最初は手探りでアセりました。もっと喋ったりした方がいいのかな?かぶせてお芝居した方がいいのかな?とか。でも国分さんってすごく優しくて、何ていうか、ふにゃふにゃ〜とした感じの優しさなんですよ。自然に気持ちが流れていました。やっているうちに羽純に対して愛情が沸いてきて。不思議ですよね」

―梅宮さんは羽純のことをどう思いますか?
「もっと自分のことを考えたらって思うけど、この状況だし仕方ないかな。でもちょっと気を使いすぎだとは思いますね。でも実際にいたら優しいんだろうなあって。自分も羽純に対して愛情感じたりすると思う。一途だし・・・」

―今回、このドラマで奈緒役を演じてご自身で何か感じられたことがありました?
「私、あんまりみんなのこと考えてこなかったんだなあって(苦笑)。人に何かしてあげようというのをして来なかったような。もちろん、友達が入院したらお見舞いに行ったりするけど、そういう物理的なことじゃなくて、羽純や奈緒みたいに思いを行動に表すことも大切にしたいなと思いました。テレくさいのか、人に対して、遠慮しちゃうんです。何か私、冷たい人間みたい?(笑)」


―梅宮さんがこの世界に入ろうと思ったのはいつですか?
「18歳の頃、まだ単純に憧れを持っていて、いいなあ〜と。いろんな人と会えたりして楽しそうだな、と。でも私に何が出来るんだろう?って。進路を決めかねて予備校に通っていた時に、現国(現代国語)の先生が持ってきたプリントに書いてあったお話を読んで、授業中にすっごく感動して泣いちゃって・・・自分が何かをこれほど強く思うことがあったんだ。この気持ちで、やりたいことをやろうって。それまでは自分のやりたいことをやるというのはテレくさかったんですが」

―それはどんなお話だったんですか?
「それが・・・(笑)「一杯のかけそば」みたいな話で。実はタイトルもよく覚えていないんですよ〜(笑)ここでバシッと言えたらカッコよかったのに・・・」

―実際に憧れの世界に入られてみて、素敵な出会いはありましたか?
「『殴る女』というドラマで天海祐希さんとご一緒させていただいて。宝塚の舞台を見たこともなかったんですが、すごく優しくて、私にも気を使っていただいて。圧倒されました。天海さんはすごく素敵だと思いました。今、27歳になったんですが、自分がこの先、どういう風にしたいのか真面目に考えていかないといけない年齢になったと思うんです。私も初心を思い出して頑張って、正々堂々、王道を行こうって。勉強して段階をへながらやっていこうと思っています」

―最後に梅宮さんが考える純愛とは?
「相手が揺れている状態でも、気持ちを持ち続けていることかな?頑張って思い続ける。決めちゃえば簡単なんでしょうけど、ずっと(相手を)思い続けられること。むずかしいと思いますけど」

奈緒役を演じて、ふと自分自身のことを考えたという梅宮さん。今、興味のあることは「健康にいいことを知ること」。身体にいい食べ物を調べたり、漢方の勉強をしている友達に聞いたりして、漢方薬にはずい分詳しくなったとか。漢方のお話をしている時はとても楽しそうでした。