MBS 毎日放送

フランツ・カフカ
無能、あらゆる点で、しかも完璧に

20世紀を代表する偉大なる小説家フランツ・カフカ。
そんなカフカですが、実は小説以上に彼の存在が不条理で、何かにつけては絶望せずにはいられない根っからの絶望中毒という事実はあまり知られていない。
そんなカフカが、現代の東京で生活しながら、ある時は“SNSの承認欲求”に、またある時は“婚活”に絶望する摩訶不思議なコメディが「カフカの東京絶望日記」です。
完膚なきまでに絶望に打ちのめされるカフカ(鈴木拡樹)の壮絶かつ優美な姿は、あなたに生きる希望を与えることでしょう。ご期待ください。

フランツ・カフカとは

1883年ボヘミア王国(現在のチェコ共和国)出身。裕福なユダヤ人商人の息子として生まれ、大学で法律を学んだのち、半官半民の労働者災害保険協会に勤務。サラリーマン生活を送りながら、ドイツ語で小説を執筆。その著作は数編の長編小説と多数の短編、日記、恋人などに宛てた膨大な数の手紙からなり、未完の作品も多い。
代表作は、ある朝目覚めたら巨大な虫に変わり果てた男を描いた「変身」、「審判」など。
20世紀最高の小説家という評価を受ける一人。

鈴⽊拡樹コメント(フランツ・カフカ役)

カフカのようなネガティブでシュールなストーリーが地上波放送になることがどうも不安で絶望しか感じないです。
そんな作品ではありますが、たまたま地上波放送で見かけた人の希望になるようなそんな瞬間があればうれしく思います。
たった一人でもいいので、もし希望を感じた人は番組宛てにお便りください。
カフカの絶望には人を良き方向へと導く力があります。
皆さん、是非観てください。

加藤拓也コメント(監督)

このドラマはカフカの作品性は⼀切拾わず、カフカが⽣きていた時めちゃくちゃ絶望する変な男だったという狭く変な所を拾っています。
カフカは絶望しながらモテたらしいです。そんなカフカが何故か現代の東京に来て⼀癖ある人達と共に暮らし、若⼲モテたりする変な状態になってまして、変を重ね着したお話になっています。
そう聞くとどこか遠いフィクションに感じてしまうかもしれませんが意外とカフカみたいな人は居るのかもしれないと思えるかもしれません。

坂下雄⼀郎コメント(監督)

すでに配信されているものから話数も増えて、季節も変わり、様々な場所、新たなキャラクターも加わり、楽しいことになっています。
いろんなことに巻き込まれ、カフカがいかにして絶望するのか、期待してもらえればと思います。
お楽しみに。

アサダアツシコメント(企画・脚本)

4月にYouTubeで1話前後編の配信をしたところ、沢⼭の人に観てもらえただけでなく、鈴⽊拡樹さん演じるフランツ・カフカという⾯倒臭いキャラクターが深く愛されたことで、この度の地上波放送が決まりました。
ご声援くださった皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。
地上波放送でもカフカはいろんなことに全⼒で絶望します。
今、何かに絶望している人は、そんなカフカの姿を⾒て癒されてください。

第1話
カフカ、パンに絶望する

20世紀最高の小説家、フランツ・カフカはなぜか2019年の東京でアパート暮らしをしていた。
小説では食えないからパン(生活)の為にパン屋でアルバイトをする日々。
そんなカフカは元出版社勤務のホームレスのおじさんと仲良くなり、バイト先のパンをこっそりおじさんに提供。しかし、それが店長にバレて、注意される。
店長に歯向かうことも、ホームレスのおじさんを拒否することも出来ないカフカは、自分が情けなくなり、絶望の谷に落ちてしまう…。

第2話
カフカ、猫ブームに絶望する

ある日アパートの前で子猫を拾うカフカ。
大家さんにバレようとも、必死に愛しきカッツェ(独:猫の意味)を守ろうとする。努力むなしく新たな飼い主を探すことになるのだが…。

カフカ、承認欲求に絶望する
つぐみの影響でSNSにハマるカフカ。
フォロワー数はぐんぐん伸び、ある日出版社の編集者から「本を出さないか?」と持ちかけられる。
念願の小説を出版できると思ったカフカは、意気揚々と待ち合わせ場所のナルメ友へ向かう…。

第3話
カフカ、アウトドアで絶望する

バイト先の仲間とキャンプに来たカフカ。
大自然の開放的な空気の中、思い思いキャンプを楽しむ仲間たち。しかしアウトドアの才能が全くないカフカは、一人むなしく絶望する。
迷い込んだ深い森の中で、スーツを着た青年・神野と出会い意気投合するが…。

第4話
カフカ、婚活で絶望する

瑠璃香の誘いで婚活パーティーに参加するカフカ。
見事マッチングしたカフカは、後日その女性・あやのとデートする事に。
しかし彼女の高すぎる理想を前に、カフカの絶望的過ぎる未来予想図が絶望論となって溢れ出す…。

カフカ、地下アイドルに絶望する
公園で地下アイドルがダンスの練習をするところを目撃するカフカ。
彼女たちの姿に3人の愛しき妹を重ねる。早速、彼女たちのライブイベントに参加するのだが…。

第5話
カフカ、お笑いに絶望する?

夢がないと嘆くつぐみの前に、高校時代の先輩・亜里沙が現れる。
亜里沙はお笑い芸人として下積み中。コンビを組んでいた相方と仲たがいしたばかりだという亜里沙は、つぐみにコンビを組もうと持ちかける。
一度ライブに出るだけならと、消極的にコンビを結成したつぐみだったが…カフカの変装にもご注目!

第6話
カフカ、変身する

連日のように奇妙な悪夢ばかり見るカフカは、瑠璃香の兄・倫太郎から催眠療法を受けることに。
施術中、父への嫌悪と承認欲求を語るカフカは、頭を抱えながら部屋を飛び出してしまう。
その夜、自分を否定する父の声はカフカの頭の中で大きくなるばかり。
翌朝目覚めたカフカは、誰も予想だにしない変身を遂げていた…!

フランツ・カフカ(演:鈴木拡樹)

なぜか現代東京で生活する、20世紀を代表する小説家。
パン(生活)のための仕事としてパン屋で働き、小さなアパートで暮らしている。
趣味は絶望、特技は倒れること。

黒柳つぐみ
(演:[左]奈緒/[右]奥山かずさ)

パン屋のアルバイト。
声優になることを夢見て九州から上京するが、挫折。チャラい彼氏と同棲中。
悩みはSNSのフォロワーが伸びないこと。

天童サトル(演:前原滉)

自称マルチな才能を持つパン屋のアルバイト。
ある時は格闘家、またある時はフィギュアの原型師、俳優、漫画家、DJ…
その移り気はとどまることを知らない。

阿川瑠璃香(演:今野杏南)

魅惑のセラピスト。
背中に虎と龍の刺青があるが、実は娘の龍子と息子の虎之助を愛するシングルマザー。

山城(演:キンタカオ)

カフカが働くパン屋「長楽ベーカリー」の店主。
女装癖があることは周知の事実。しかし、それには深い理由がある…?

村上(演:大村波彦)

カフカが通う喫茶店「ナルメ友」の店主。
妻が駅伝選手と駆け落ちした悲しい過去を持つ男。
おっさんレンタルにも登録している。

矢場壱子(演:宮田早苗)

カフカが暮らす「矢場荘」の大家。
死んだ夫に多額の保険金をかけていたという噂がある未亡人。
カフカには優しく料理をおすそ分けしてくれる。

マックス・ブロート(演:中山求一郎)

作家、文芸評論家、カフカの親友。
20世紀のプラハで生活する。
カフカのことを最も詳しい人物の一人。

取出イタル(演:坂口涼太郎)

サトルの代理としてパン屋で働くサトルの後輩。
ノリが良く、ラップが得意。

秋野ナツオ(演:岩谷翔吾)

「ナルメ友」の新人アルバイト。
各地の喫茶店でバイトしながら日本横断中。
趣味は筋トレとダンス。実は離婚経験あり。

山城真帆(演:咲良菜緒)

山城店長の一人娘。
妊娠7か月で、シングルマザーになることを決意。
しかしまだ、色んなことをあきらめてはいない。

鈴木拡樹
奈緒 前原滉 今野杏南 奥山かずさ
キンタカオ 大村波彦 宮田早苗 中山求一郎
坂口涼太郎 岩谷翔吾 咲良菜緒(TEAM SHACHI)

監督
加藤拓也、坂下雄一郎
企画・脚本
アサダアツシ
原案
「マンガで読む絶望名人カフカの人生論」(著:平松昭子、監修:頭木弘樹、刊:飛鳥新社)
製作
川城和実、宇田川 寧
エグゼクティブプロデューサー
濵田健二
チーフプロデューサー
西川朝子、丸山博雄
プロデューサー
小森茉季、柴原祐一、加藤千穂、村島 亘
ラインプロデューサー
森 太郎、濱松洋一
撮影
中島唱太
照明
土山正人
録音
小林武史
装飾
堀口浩明、中村三五
編集
相良直一郎、野村 稔
キャスティング
高野重美
衣装
加藤みゆき
ヘアメイク
佐々木 愛、オオクボエミコ
助監督
寺田明人、植田 中
制作担当
岡 純子
宣伝写真
飯田エリカ
音楽プロデューサー
佐藤純之介
音楽
TEAM WHIM
制作プロダクション
ダブ
製作
「カフカの東京絶望日記」製作委員会・MBS

オープニングテーマ


buzz★Vibes「ZETSUBOU FUNK」


作詞:森久保祥太郎
作曲:Shinnosuke
編曲:ウルトラ寿司ふぁいやー & Shinnosuke
(ランティス)

エンディング曲


KEYTALK「DROP2」


作詞:小野武正
作曲:小野武正
編曲:KEYTALK
(ユニバーサル ミュージック)

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    2019年9月12日放送開始
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