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2023年12月03日(日) 放送分

貴景勝大関
Vol.1278

土俵に夢を追い、相撲に命を懸ける!
綱取りに挑んだ4か月間の記録

2019年2月、私たちは、まだ関脇だった貴景勝の大関挑戦を見つめた。
あのときは...と貴景勝は振り返る。「テレビで見ていた憧れの力士に挑む喜びの毎日で、とにかく相撲が楽しかった。そして何より、ケガをしても翌朝には治っていたんだよね」大関昇進後、幕内優勝2回...けれど、度重なるケガに苦しみ綱取りを果たせずにきた。
今年8月、久しぶりに大関貴景勝の元を訪ねた。「ひとつ上の地位」を手にするため必死に稽古するその姿に、決意があふれていた。
4年前、「笑う必要はない」と語った22歳の無骨で寡黙な勝負師は、27歳になった今、勝負師としての眼光の鋭さが増し、「相撲に命を懸けている」と言い切る。食事管理も徹底し、勝負に勝つための努力を怠らない。
それでも、土俵を離れれば息子を溺愛するパパ。「息子は私の小さい頃に、瓜二つなんですよ」と笑顔で答える。普段カメラの前では多くを語らない貴景勝が、相撲への思いと素顔をのぞかせた。
ケガからの再起をかけて戦った9月場所で優勝。そしてこの11月場所、横綱昇進を目指した15日間に挑んだ。
日本出身の横綱誕生への期待と、あるべき姿を求める周囲からの厳しい声。土俵に夢を追い、伝統の重みを背負う者の高揚と孤独...。大関の命懸けの闘いに迫る。

PROFILE

大関 貴景勝貴信(たかけいしょう たかのぶ)

1996年8月5日生まれ、兵庫県出身。常盤山部屋所属。
小学3年生から相撲を始め、すぐに全国大会で上位の成績を残す。
中学で中学生横綱のタイトル取得後、相撲の名門、埼玉栄高等学校に特待生で入学。
高校タイトルを次々と獲得、国際大会でも優勝するなど抜群の成績を残し角界へ。
2014年9月場所で初土俵を踏み、2017月1月場所で初入幕。2018年1月場所で新三役。同年11月場所で幕内初優勝を飾る。2019年3月場所後に大関昇進。
今年の1月場所、9月場所でも優勝し、4回の幕内優勝の経験を持つ。
2020年に結婚し一児の父親。

STAFF
演出:根本教彦
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
音効:中嶋尊史
編集:倉沢厳
制作協力:あずさ
プロデューサー:沖倫太朗・武藤靖

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