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2022年10月30日(日) 放送分

東京消防庁

「一人でも多くの人を救いたい」
管制員と隊員の連携が首都を守る

鳴り止まぬ119番通報。しかし、近くの救急車が見つからない・・・

今年8月下旬、東京23区からの119番が入電する特別区災害救急情報センターは通報に対応する管制員たちの声で騒然としていた。
記録的猛暑に加え、新型コロナウイルス第7波による感染拡大という状況のなか、通報を受けた管制員は内容を聴取後、傷病者の近くにいる救急隊に出動指令を出す。指令を受けてから1分ほどで出動するという救急隊。現場には軽症から心肺停止状態まで、様々な救急事案が待ち受ける。
電話の向こうにいる傷病者を一刻も早く救うべく、懸命に、そして冷静に対応。ある管制員は、住所が分からなくなってしまった通報者の元へ救急車を向けるべく、手がかりがつかめるまで懸命に会話を続ける。
「この人には救急車が必要だと思ったら、諦めないです」

なんとか病院搬送しても、それで終わりではない。署に戻ろうとするところに新たな指令が入ることも多い。
「助けがほしいから通報が来る。だから、俺たちが一番に助けるんだぞという思いで仕事をしている」

一人でも多くの人を救うために。
大都市東京で命と健康を守るために奮闘する職員の熱い日々を追ったー

PROFILE

昭和23年3月7日発足した世界最大規模の消防機関。
稲城市と島しょ地域を除く東京都のほぼ全域の消防防災業務を担う。
高層マンションや商業施設が多い都市部から山間部までをカバー。
人々の安全・安心を日夜守るため、約18,600人の職員が勤務している。
消防車や救急車、ヘリコプターなど計2000台余りを配備。

STAFF
演出:望月馨
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
撮影:水上智重子・高橋秀典・桜田仁・井手口大騎ダグラス・小寺安貴・黒川佳輔
音効:中嶋尊史
編集:宮島亜紀
制作協力:ネツゲン
プロデューサー:中村卓也・沖倫太朗・大島新

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