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2020年08月02日(日) 放送分

反田恭平ピアニスト
Vol.1114

異才のピアニストが紡ぐ
新たな音楽のカタチ

今、最もチケットが取りにくいと言われるピアニスト・反田恭平、25歳。
情熱大陸のカメラは4年前に21歳の反田を追い、ロシアに留学しながら、己の力でピアニスト人生を切り開く姿を映し出した。
あれから、反田は留学地をポーランドに変え、ピアニストとしてさらなる飛躍を遂げていた。大手事務所から独立し、個人事務所を立ち上げ、去年には自らの音楽レーベルも立ち上げた。コンサートの企画やプロデュースも行い、文字通り"音楽に人生を捧げる"生活を送っている。「音楽に関わることは、なんでも知りたい」果てしない好奇心が、反田の音楽家としての環境を進化させ、ピアノの音色をさらに豊かにしていた。
そんな反田ではあったが、コロナ禍で演奏会が全て公演中止となり、人前でピアノが弾けない日々が続いた。反田のみならず、多くの音楽家が、何を目標に練習をしたら良いのか、先の見えない敵と戦い、疲弊していた。そこで、反田は立ち上がった。
有料でのライブ配信をきっかけに、アーティストたちの演奏する場所を確保したい―。
番組では、若き音楽家・反田恭平の挑戦を見つめ、新たな潮流を生み出す原動力と、音楽への純粋なまでの「愛」を描く。

PROFILE

2012年、高校在学中に第81回日本音楽コンクール第1位入賞。併せて、聴衆賞を含む4つの特別賞を受賞。2014年、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学。2015年、イタリアで行われている「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門で優勝。年末には「ロシア国際音楽祭」にてコンチェルト及びリサイタルにてマリインスキー劇場デビューを果たす。2016年のデビュー・リサイタルは、サントリーホール2000席が完売し、圧倒的な演奏で観客を惹きつけた。
デビュー後は毎年オーケストラ、リサイタルのツアーを全国で行なっており、デビューから約3年強で100回以上の共演は稀有。2018年からはソリストとしての活動のほか、室内楽や自身が創設したMLMナショナル管弦楽団のプロデュースも行っている。現在、ショパン音楽大学(旧ワルシャワ音楽院)に在学中。

STAFF
演出:和田萌
構成:田代裕・重乃康紀
ナレーター:窪田等
撮影:濱﨑務・小林豪太
音効:早船麻季
編集:林宏
制作協力:オルタスジャパン
プロデューサー:中村卓也・申 成皓

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