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2019年11月24日(日) 放送分

HARAイリュージョニスト
Vol.1078

世界を飛び回る異端のイリュージョニスト 
その奇跡の瞬間を刮目せよ―。

マジックの歴史をご存知だろうか。実は4000年以上もの歴史があるそうだ。
そんな大昔から脈々と受け継がれているエンターテイメントの世界で活躍する、ひとりの日本人がいる。彼の名はHARA。オリジナルマジックを創り出す事で世界一となり、若干29歳のイリュージョニストとして世界から注目を浴びる存在だ。
2009年、次世代のスターマジシャンを発掘するために、世界中から選ばれた若手マジシャンが競う、アメリカ・ラスベガスで行われた世界ジュニア大会「World Magic Seminar Teens Contest」で、日本人初のグランプリを獲得、一躍時の人になった。
幼いころ、公園で観たマジックでお客さんが楽しんでいる雰囲気に、子どもながらに惹かれていた。地元の奈良県十津川村では、マジックの道具が揃わないため、必要な道具を自分で作りマジックの練習に励んだ。16歳の時に8分くらいの作品を持って東京のコンテストに出場したあと、ここからはアメリカの大会に出て優勝しようと、心に決めた。
それからわずか数年後に、彼の人生は大きく変わることになった。
彼のマジックの特徴は、自分で考え創り出すオリジナルマジックであること。
その特徴の一つが、デジタルを駆使したオリジナルマジックに「和」を取り入れたイリュージョンだ。例えば、カードを使ったパフォーマンスでは、散っていく桜をイメージして、カードが手からサラサラと落ちていくように演じる。バックで紙吹雪が舞っている様も、海外のオーディエンスには特に好評だという。
番組では、世界中から選ばれた、ひと握りのマジシャンしか出演できないHollywoodにあるマジックの殿堂『マジックキャッスル』で、新作マジックを披露するまでに密着。
普段は覗くことが出来ないマジックの舞台裏に迫る―。

PROFILE

1990年奈良県十津川村出身。幼少の頃より独学でマジックを修得。
2009年アメリカラスベガスにて開催された世界大会World Magic Seminar Teens contest にて日本人初のグランプリを受賞。
同年、世界的に有名なマジックの殿堂ハリウッドマジックキャッスルにて開催されたFuture Stars Weekに日本人初出演。米国の人気オーディション番組Americas got talent に出演。
2014年世界で初めて無重力状態でのマジックに成功。
アメリカ、アジア、中米、ヨーロッパ、アフリカ等世界25カ国以上のTV/ショーにゲスト出演。今、最も世界から注目を浴びるイリュージョニストのひとり。

STAFF
演出:赤坂康一
構成:田代裕
ナレーター:窪田等
撮影:小林茂浩
音効:伊藤大輔
編集:高原淳
制作協力:フリーピット
プロデューサー:中村卓也・石井伸幸

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