中国。唐の時代。太源。
流浪の賞金稼ぎ流爾丹(りゅう・じたん)は、山賊・李化竜(り・かりゅう)一味に襲われかけていた周仙々(しゅう・せんせん)を助ける。仙々は太源一の金満家・周薛崑(しゅう・せっこん)の娘であった。周家の娘は、初潮を向かえると蛇になってしまうという不気味な呪いがかけられていた。仙々も、徐々に蛇化が進んでいた。周薛崑は仙々の蛇化を止めるため、爾丹に幻の秘薬・桃天紅を持ち帰るよう依頼する。爾丹もまた祖父・爺爺(じいじい)の痴呆を治すため桃天紅を必要としていたのだ。その経緯を盗み聞きしていた李化竜一味は、桃天紅の横取りで一儲けすることを画策する。そして、蛇の呪いをかけている張本人、新興宗教白蛇教教祖・白蛇妃(はくじゃひ)は蛇化を止められては困ると爾丹を阻止する。果たして桃天紅は誰の手に渡るのか? |