楠見薫さんインタビュー
麻生家とかたつむりの万能お手伝いさん戸ノ山さつき役の楠見薫さん。
周作先生への純愛に共感を寄せる方も多いようです。
思わず笑いを呼ぶシーンの立役者、楠見薫さんに聞きました。

―戸ノ山さつきをどんなキャラクターだと思われていますか?
「戸ノ山さんは真面目で世間ずれしていない人。木里子の恋もピュアだけど、戸ノ山さんの恋もピュアで真っ直ぐなんですよ。家事はお任せだけど、周作先生のことに関しては、今時こんな人いるのかなーと思うくらい可愛いらしい。私とはちゃんとしてるところとダメなところが逆ですね。アハハ(豪快)」

―そんな戸ノ山さんとの共通点は?
「お人よしなところ?いや、お料理好きなところかな?でも戸ノ山さんみたいに凝ったメニューじゃなくて、私は残り物を形にするのが得意。人に食べてもらうのが好きなんですよ。結婚しているんですが、二人で食べるより大勢で食べる方がいいので、家でよくパーティとかイベントをしますね。得意は煮物系かな」

―撮影現場でもムードメーカーだそうですね。
「ADさんから『本番までは好きにやってください』といわれて、テストでは自由にやらせてもらっています。周りのスタッフにも楽しんでいただくのが信条です。でも、それでNG出たこともありました。鼻歌を歌うシーンで、『全部変えてやってください』といわれたので、テストから本番まで4回とも違う曲を歌ったら、本番終わって監督が『前の曲にして』と。これって私のNGなんでしょうかねえ」

―戸ノ山さんを演じる時に気をつけていることは?
「いつだってより可愛くです(笑)。でも、芝居をしだすとつい忘れてみんなを笑わせる方にいっちゃうんですよねえ」

―演劇に入られたきっかけは?
「大学で演劇部の先輩からスカウトされたのがきっかけ。お客さんの反応が生で伝わる舞台が好きなんです。自分がやっていることに対して、直接反応をもらえるのがうれしいですね」

―日常の生活で「戸ノ山さん!」と声をかけられたことは?
「ありますねー。でも地元より、福岡でモツ鍋を食べてる時とか、京都で安売りの靴を見てる時とか、そんなばっかり。近くの人は意外に気づいてないんですよ。毎日同じ舞台に出ていた共演の子が『ピュア・ラブ』の大ファンだったのに、私が戸ノ山さんだと気づかなかったんですよ。ひどいでしょ?!マンションの管理人さんも、どうも毎日見てるみたいなのに、気づいてないの」

みなさん、戸ノ山さんを探しましょう!