元旦の朝に目覚めた真広に、左門が問いかけたのは意外な一言だった。「滝川吉野を殺せるか」一方の吉野は、葉風と共に無人となった自分の住んでいた街に立ち寄り、愛花の墓参りへと足を運んでいた。その後、二人の前に、自らを“絶園の魔法使い”と名乗る羽村めぐむが現れる。それぞれの直面する事態に困惑を隠せない3人、各自が下す結論とは――。