次回3月2日放送

まるで家事する回遊魚!?
動線を切り詰めた家

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舞台は兵庫県姫路市。1階だけですべての家事が完結する「動線を切り詰めた家」を紹介する。
建築家の住人(アルジ)は、妻と2人の息子との4人暮らし。1年前、長男の小学校入学を機に家を建てた。意外と交通量が多い土地だったため、思い切って外側には窓を設けず、中庭を作って光を取り込む形にした。
中に入ると、吹き抜けのある明るい1階のリビングに大きな階段が。実はこの階段を使うのは子どもたちだけで、大人はほぼ2階に上がらないのだという。家を建てる際、平屋を希望する妻に対し子どもたちが2階を欲しがったので、2階は作ったうえで妻が携わる家事は1階ですべて完結するように設計。なるべく動きたくない妻のため「動線を重視して間取りを考えた」と住人(アルジ)は話す。
玄関を上がったところにあるダイニングキッチン。妻は買い物を抱えたまま歩かなくても、すぐに冷蔵庫に物を入れられるようになっている。隣の部屋には水回りがあり、その隣にはクローゼット。物干し用のテラスも1階にあるので、洗濯物を洗い終えるとそのまま物干し場に行けて、乾けばハンガーのままクローゼットに収納が可能。クローゼットを抜ければ再びダイニングキッチンへ。動線がダイニングキッチン、洗面所、水回り、クローゼット、そしてまたダイニングキッチンと1周つながっているので、妻は回遊魚のようにぐるぐる回りながら最短のルートで家事をこなせるという。
リビングの壁際には、子どもの勉強スペースが隠されている。子ども部屋は2階にあるのだが、大人がほとんど上に行かないため勉強だけは目が届くよう学習用の机を1階に備え付けた。
2階には大きな鏡を備えた多目的ルームがあり、子どもたちが習い事の空手とダンスを練習している。1階にいても練習風景が見えるように、吹き抜けに面した壁の下半分をガラスにしてあるのだという。
「動きたくない」「2階に行きたくない」というきっかけで生まれた、家事動線を最小限に短くした家を紹介する。