MBS 毎日放送

目次

第15回 未知やすえ

―ポケットミュージカルスでは、どんなことをされていたのですか?

コントの合間に、間寛平さんとか、めだか兄さんとかさんまさんとか人気のある人が歌ってらしたんですよ。
私たちは、その後ろで踊っていたんです。
歌手になる前に、ダンスも出来たほうがいいと、当時は高校生だったので、週1回、土曜日になんば花月の稽古場で4人くらいでダンスを習っていました。

ある日突然、そのダンスチームが解散ということになったんです。
ひとつ年上の2人が高校を卒業するので、吉本でタレントとしてやっていくと。
私らはまだ高校2年生だったんで、どうしようかなと思っていたら、会社の人から「2人で漫才したらどうや?」と言われて。
「ええーっ!?」って。

そりゃもちろん、お笑いは好きでしたけど、見てて楽しいだけで、自分がやるとなると…。
「歌手を目指してる人に、お笑いは無理ですよ」って断ったんですが、「やめるんか?」と言われたら、とりあえずネタ考えようか、となって。
それで「素人名人会のオーディションに行け」と言われたんです。

コンビ名は名前そのまま「やすえ・やすよ」で、2人でなんとか作って練習したんですけど、ウケるわけもなく、予選で落ちたんです。
「やっぱり、私たちはお笑いじゃないよな」となって、諦めていた時、「素人名人会」の本番収録で漫才の演目に欠員が出て、どうしても漫才がいるから「お前ら出ろ」と。
そんな簡単に言われても、予選で落ちた漫才しかないし、「カッコ悪いから嫌です」と言ったんですけど、「名人賞取るとか思わんと、とりあえず、数がいるねん」と。
そんな感じで2人で練習して出たんですよ。
ぶっつけ本番に近い状態で緊張もしてたんですが、たまたま名人賞をいただいたんですよ。

(えっ!?そうなんですか?)
そおなんですよ~(笑)
名人賞でお客さんは笑ってくれるし、鐘はカカカカカカカンカンカーンと鳴るし。
「へえーっ!?」ってなって。
ものすごくうれしくて。
そこから「漫才(やる)?」みたいな感じになりました。

  • 戻る
  • 次へ

/

バックナンバー

× 閉じる