第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

全国高校ラグビー 県予選 異例の開幕、2試合延期 熱中症で新潟途中棄権 /新潟

 第99回全国高校ラグビーフットボール大会県予選(県高体連主催、毎日新聞新潟支局など後援)が7日、新潟市中央区の鳥屋野運動公園球技場で開幕した。第5シード決定戦1試合と予選リーグ2試合の計3試合が行われる予定だったが、最初の試合で4人が熱中症の症状を訴え、残り2試合が延期になる異例の開幕になった。【北村秀徳】

 午前9時半に始まった開会式では、昨年優勝した新潟工の奥田勇志主将(3年)が「今年はワールドカップ(W杯)が日本で開催される年。新潟からW杯に負けない熱い戦いを届けます」と力強く宣誓した。

 その後、午前11時にキックオフした第5シード決定戦の巻―新潟戦。前半30分を終え、7分間のハーフタイムで選手がベンチに戻った後、新潟の3選手、巻の1選手がそれぞれ熱中症の症状を訴えた。嘔吐(おうと)や頭痛などの症状があり、そのまま地面に倒れ込んで動けなくなる選手もいた。

 大会責任者で県高体連ラグビー専門部の渡辺高明教諭(長岡高)の判断で119番通報し、救急車2台が会場に到着。選手3人が病院に搬送された。いずれも軽症とみられるが、見守っていた大勢の両校関係者や保護者らは一時騒然となった。

 前半は14―7で新潟が勝っていたが、新潟はメンバーが3人欠けたことで規定人数に達しないとして途中棄権となり、試合は巻が勝った。

 県高体連は試合前、暑さが予想されるため試合中の水分を普段より多く取るよう両校に伝えていたが、試合が接戦でプレーが連続したため、給水の時間を十分に取れなかったことも原因とみられる。

 県高体連は、さらなる気温の上昇が予想されるとして、残り2試合の延期を決定。2試合目の新潟商―合同A(中条・新発田・敬和学園)は10月13日、新発田市の新発田中央公園で午前10時から、3試合目の長岡工―長岡は同正午からになる。

 予選リーグは9月14、23日、10月13日にもあり、勝ち上がった2校はシード校6校と共に、同19日から始まる決勝トーナメントに出場する。

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 この日の県内は高気圧に覆われ、新潟地方気象台は高温注意情報を発令した。県内の主な地点の最高気温は、魚沼市小出で36・4度、長岡市で35・8度、三条市で35・6度と各地で猛暑日になり、高校ラグビー県予選の試合があった新潟市中央区でも32・3度を記録した。

巻、粘りの守備

 ▽第5シード決定戦

 巻 7―14 新潟

 新潟は途中棄権

 新潟は前半6分、SH榎本が守備の間隙(かんげき)をぬってトライ。その後もCTB内山のトライで点を重ねた。巻は粘り強い守備を見せ、前半終了間際にNO8小林のトライで追い上げた。リードしていた新潟は選手が規定人数に達せず途中棄権になった。

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記事(提供:毎日新聞/2019/9/8 13:06)

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