第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

決勝 大阪桐蔭、てっぺんに咲く 待望の「おめでとう」 /大阪

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高体連など主催)の決勝が7日あり、大阪桐蔭が26-24で桐蔭学園(神奈川)を破り、初優勝した。前半に逆転を許すも、後半はFW戦で優位に立ち、連続トライを決めて粘り勝ちした。ノーサイドの笛が鳴り響くと、保護者や生徒らで埋まったスタンドは総立ちになり、「おめでとう」と大歓声が上がった。【加藤佑輔、石川勝義】

 大阪桐蔭は前半7分、ゴール前30メートルの右中間ラックから左に展開。パスを受けたFB伴井(ともい)亮太選手(3年)が先制トライを挙げた。伴井選手の母裕美さん(50)は「今日は調子が良さそう。絶対に優勝してほしい」と話した。13分には、SO嘉納一千選手(2年)がトライを決め、母久恵さん(53)は「このプレッシャーの中でトライを決めてくれて、泣きそう。昨年はリザーブで、先輩たちの悔しさを目の前で見ているので、今年はやってくれると思う」と祈るようにグラウンドを見つめた。

 その後、前半は桐蔭学園の猛攻を受けて、逆転を許した。反撃は、後半7分。ゴール前ラックからプロップ江良颯(はやて)選手(2年)がボールを持ち出し、トライを決めた。江良選手の母裕子さん(43)は「ゴール前は強いので気合でトライしてくれたのだと思う。肩を痛めていて心配だったが、動けているので大丈夫そう」と目を細めた。

 28分にはトライを許して2点差まで迫られたが、逃げ切った。平成最後の花園王者の座をつかみ、CTB松山千大主将の母照子さん(46)は「おめでとう。ずっと日本一を目指して、チームみんなと一緒に頑張って優勝できた」と笑顔を見せた。

笑顔呼ぶ赤いメガホン

 「笑顔、笑顔、笑顔、桐蔭」。スタンドではメンバー入りできなかった部員らが赤いメガホンを片手に応援を続けた。この日、前半は相手にリードを許したが、猪上琳太郎さん(3年)は「ディフェンスの崩れているところを突かれている。その穴を修正していけば、必ず勝てる」とエールを送った。ひときわ大きな声援を送っていた山中健生さん(3年)は「攻撃の起点を作り、得点につなげて」と固唾(かたず)をのんで試合を見守った。

大阪に最高の元気くれた 知事

 松井一郎知事は「チームが一丸となり、大きな舞台で全力を出し切って、初優勝を手に入れられた皆さんの雄姿は大阪に最高の元気を与えてくれました」とコメントした。

大阪桐蔭 26 12-17 24 桐蔭学園

        14-7

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/8 14:25)

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