第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

きょう決勝 桐蔭対決いざ決着

 最終日の7日午後2時から、東大阪市花園ラグビー場で決勝があり、初優勝を目指す大阪桐蔭(大阪第1)と8大会ぶり2回目の優勝を狙う桐蔭学園(神奈川)が対戦する。大阪桐蔭は前回大会に続く2回目の決勝進出。一方、第90回大会(2010年度)で東福岡と両校優勝している桐蔭学園は3大会ぶり6回目の決勝進出で、初の単独優勝がかかる。

 両チームは6日、最終調整を行った。

力強さVS勝負強さ

 FWを軸に力強い攻撃がさえる大阪桐蔭に対し、桐蔭学園は試合を重ねて勝負強さが増している。攻撃力では大阪桐蔭が優勢だが、桐蔭学園は粘り強い防御から攻守を切り替えられれば勝機が生まれそうだ。

 大阪桐蔭はフランカー奥井らFW陣に加え、主将の松山、高本の両CTBに突破力がある。体格を生かした強い当たりからボール争奪戦や密集戦を制し、流れをつかみたい。桐蔭学園は石見智翠館との3回戦ではミスが目立ったが、準々決勝で天理の堅い防御を破り、準決勝では東福岡との点の取り合いを制した。SH小西の的確な判断力とSO津田のキックが攻撃の鍵となる。

 両チームが対戦した前回大会準決勝では大阪桐蔭が勝利し、昨年4月の全国選抜大会決勝は桐蔭学園が制した。ライバル関係に決着をつける。【村社拓信】

栄光つかみ取る 桐蔭学園

 ○…桐蔭学園は選手同士のコミュニケーション力を高めることを重視した「エア・ラグビー」で最後の練習を終えた。実際にボールは持たず、パスを回す「ふり」をして攻撃の形を確認。チーム内でも珍しい練習というが、SO津田は「互いの意思疎通を深められ、決勝前に最高の雰囲気ができた」と強調した。大阪桐蔭には前回大会の準決勝で惜敗しただけに、主将の小西は「勝ち切るための練習を1年間、積んできた。自信はある」。悲願成就へ、機は熟した。

初優勝への花道 大阪桐蔭

 ○…大阪桐蔭は終始、リラックスした表情で最終調整。FW陣は得点源となるラインアウトからのモール攻撃や密集プレーでの動き方を念入りに確認し、バックス陣もFWとの連係や密集からの素早い球出しを繰り返していた。最後は部員全員で花道を作り、その間を選手たちが駆け抜けてタックルする、決戦前日の恒例行事で締めくくった。主将のCTB松山は「自分たちから仕掛けて、攻撃を継続させたい。最後は笑って終わりたい」と初優勝を見据えた。

決勝進出両チームの今大会での戦い

 【大阪桐蔭】         【桐蔭学園】 

86-7 土佐塾   2回戦  67-7 大分舞鶴

90-0 玉島    3回戦  43-17石見智翠館

38-17報徳学園  準々決勝 44-29天理

31-17流通経大柏 準決勝  46-38東福岡

          <データ>

    94.0キロ FW体重  90.6キロ

    61.3   得点    50.0

    10.3   失点    22.8

     9.5   獲得トライ  6.8

     1.8   失トライ   3.5

     4.8   反則     4.3

※FW体重は準決勝先発8人の平均。得失点、トライ、反則は1試合平均

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/7 16:25)

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