第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

優勝候補苦しめた多彩なパントキック 流通経大柏・家村 高校ラグビー

 ○大阪桐蔭(大阪第1)31―17流通経大柏(千葉)●(高校ラグビー準決勝・5日)

流通経大柏SO・家村健太(3年)

 正確なパントキックで大きく前線を押し上げた。大阪桐蔭の強固なFW陣に加え、走力もあるバックスを警戒し、できる限り相手陣で戦うプランを忠実に実践した。前半28分には相手キックをNO8星野が好チャージしたのを逃さず、すぐさま拾って約40メートルを走りきりトライも決めた。

 昨夏の全国高校7人制大会で日本一に輝いた。少しのミスが失点に直結する7人制を制した経験から「基礎が最も大事」と原点に立ち返り、自信のあったキックにも更に磨きをかけた。相手が捕球しにくいよう強い回転をかけたり、大きな放物線を描いたりと、多彩なパントキックで優勝候補を苦しめた。

 試合後、相監督から「涙を流すな。ラグビーはこの3年間で終わりではない」と語りかけられた。卒業後も大学でラグビーを続け、将来は相監督と同じトップリーグで活躍すると誓っている。それだけに「悔しいけれど、いつか全国制覇して監督に報告したい」。懸命に涙をこらえながら、しっかり前を向いた。【田中将隆】

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/5 18:32)

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