第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

東福岡40-12長崎北陽台 東福岡、後半の加速力 猛攻耐え一気ギア

第5日(3日・東大阪市花園ラグビー場)

 東福岡のバックス陣が展開力を発揮した。7点差に迫られた後半13分、相手陣22メートル付近のラックから展開してWTB志気のトライで突き放し、さらに3トライを奪った。長崎北陽台は後半6分のトライで追い上げたが、東福岡のスピードに苦しんだ。

自慢のBK、存在感

 九州勢同士、互いの手の内は知り尽くしていた。そんな東福岡の藤田監督が「ターニングポイント」と振り返ったのは、前半16分から約8分間にわたった長い防御だ。長崎北陽台自慢のFW陣に自陣22メートル付近からモールでゴール前約5メートルまで押し込まれた。その後もボールを保持されたまま劣勢が続くが、低く、集散の速いディフェンスで粘り切り、相手の反則で乗り切った。

 現チームでは、長崎北陽台に公式戦2連勝の東福岡。だが、藤田監督は「(これまでは)参考にならない」とこれまでになく警戒していた。前半耐えて、後半勝負にかけたゲームプラン通り、無失点で前半を折り返すと、後半は自慢のバックス陣が持ち味のスピードで4トライを重ねた。

 バックスは「日本一」を自負する一方、FW陣は例年に比べて小柄。だが筋肉トレーニングを重ねることで強化し、主将で身長170センチのフッカー福井は「モールで1年間やってきたトレーニングの成果が出せた」と胸を張った。

 前回大会はミスが響き、準決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れて連覇を逃した。グラウンドで悔しさを味わった福井は「目指す場所はベスト4じゃない。目標は日本一で、そのためにも次の試合が一番大事」。リベンジの舞台は整った。【佐野優】

長崎北陽台、光った一手

 長崎北陽台がトリックプレーをトライにつなげ、意地をみせた。後半6分に相手陣10メートルライン付近でのラインアウトを、後方から走り込んだ主将のNO8山添が直接キャッチ。相手タックルを受けながらも粘り、フランカー山内につないで5メートルラインまで一気に前進した。その後、ゴール前のラックから山添が持ち出し、チーム初トライで一時は7点差まで詰め寄った。「準備していたサインプレーだったので得点できて良かった」と山添。品川監督は「選手はよくチャレンジしてくれたが、押し切れなかった」と悔しそうに振り返った。

長崎北陽台(長崎) 反3

 0 0 0 0  0 2 1 0 0 12 12

 T G P D  前 T G P D  後  計

 2 2 0 0 14 4 3 0 0 26 40

東福岡(福岡) 反3

 ▽主審=北村浩士

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/4 15:37)

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