第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

桐蔭学園、激闘制す 決勝かけ、あす東福岡と /神奈川

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)は3日、東大阪市花園ラグビー場で準々決勝があり、県代表でAシードの桐蔭学園は天理を44-29で降し、4年連続11回目の4強入りを果たした。試合開始早々に先制したが直後に追い抜かれ、2度の逆転を許すなど、試合のリードが何度も入れ替わる熱戦だった。準決勝に進んだ桐蔭学園は、5日午後2時半から東福岡(福岡)と対戦する。東福岡とは90回大会で同時優勝に並び、91回大会の準々決勝では21-29で敗れており、次戦で雪辱を期す。【洪〓香】

 前半2分、ペナルティーゴールを決めて先制するも、その後に2トライを奪われ劣勢に陥った。相手チームの応援スタンドは「天理」と書かれた白い旗を突き上げ、歓喜に沸いた。

 前半16分、ゴール直前の左中間ラックから左にパスを受けたWTB佐々木隼選手(3年)がトライをもぎ取り、21分にもペナルティーゴールで逆転に成功。ところがその3分後には再び自陣を攻められ、トライされて、またもや逆転を許してしまう。「簡単に取られた」。桐蔭学園側のスタンドは一時、落胆が広がった。

 前半終了間際。桐蔭学園は2本目のトライを取って、1点リードでハーフタイムに入った。SO津田貫汰選手(同)は「前半は負けていてもいいから後半に盛り返そうと話し合っていた。勝って後半に入ったから、想定以上だった」。床田淳貴選手(2年)の母、真樹さん(55)は「桐蔭学園は後半に強いチーム。(床田選手の)2人の兄も準々決勝で天理に勝って準優勝した。信じています」と、祈るようにグラウンドを見つめた。

 後半序盤は順調にトライを奪い、26分には敵陣10メートル付近で形成されたラックから持ち出したボールを、NO8佐藤健次選手(1年)が受け取って相手の守備を破りトライ。天理を突き放した。

 津田選手は3回戦に続き、この日もペナルティーゴールを含む八つのキックを決め、観客を沸かせた。多くの観客が見つめる憧れの第1グラウンド。津田選手は「ゴールが全て決まったのはうれしかった」と、納得の表情を浮かべた。藤原秀之監督は「今日は彼の勝利と言っても過言ではない」と語った。

1年生「自信に」

 後半26分でトライを決めた1年生のNO8佐藤健次選手。同学年の選手たちの期待を背負い、グラウンドを駆け抜けた。花園という特別な舞台。2、3回戦ではなかなかボールを触れず、思い通りのプレーができなかっただけに、トライを決めた喜びはひとしおだ。ロッカールームでは、先輩から「あのトライは助かった」。佐藤選手は「今後の自信につながる」と語った。自分の役割は何か。試合中、できるだけ多くボールに触り、敵陣深くへと攻めること。そう意気込み、次戦に備える。

天理 反4

  3 2 0 0 19 2 0 0 0 10 29

  T G P D  前 T G P D  後  計

  2 2 2 0 20 3 3 1 0 24 44

桐蔭学園 反2

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/4 11:54)

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