第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

ラグビー大会中も試験対策「それが長崎北陽台の文化」

 ○東福岡(福岡)40-12長崎北陽台(長崎)●(高校ラグビー準々決勝・3日)

 公立校では2大会ぶり、チームでは11大会ぶりに準々決勝に進んだ長崎北陽台だったが、強豪・東福岡の高い壁に阻まれた。とはいえ、文武両道を掲げる長崎県内有数の進学校。大会後に大学入試を控える3年生も活躍する中でのベスト8入りは立派だった。

 校則で午後7時下校と決まっており、練習は毎日2時間ほど。他部との共用グラウンドを半分しか使えないハンディを中身の濃い練習で克服し、13大会ぶりのシードで臨んだ今大会も3回戦で茗渓学園に逆転勝ちし、目標の8強入りを果たした。

 出場した3年生8人のうち、4人は19日から始まる大学入試センター試験を受験する。筑波大に進学志望のフッカー永野皓大はスーツケースの半分が埋まる参考書を持参し、大会中も空き時間を見つけては宿舎に設置した「勉強部屋」で試験対策に励んだ。そんな姿に同校OBでもある品川英貴監督は「それが北陽台の文化」と力を込める。

 2回戦で敗れた大分舞鶴の佐々木康成主将も「授業の課題も多くつらかったが、忍耐など社会で通用する力がついた。花園で勝つ以上に得られた物は大きい」と話した。品川監督は、受験を控えた選手たちに「もう一つの勝負が待っている。気持ちを切り替えて」とエールを送る。花園で戦った誇りを胸に“合格”というトライを挙げてほしい。【佐野優】

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/3 19:38)

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